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内容説明
●金峯山寺蔵王堂をはじめとする世界遺産登録が一過性のブームで終わることなく、今も吉野に多くの人が訪れるのはなぜなのか? 最盛期に比べ関わる人が少なくなった吉野林業。吉野杉や吉野檜のブランドをどのように守り、次につなげているのか?
●「自分たちで自分たちのまちの図書ライブラリーをつくってみよう」「ホンモノの人形劇で自分たちのまちの歴史を子どもたちに伝えたよう」という超元気なお母さんたちも紹介。
●少子高齢化、人口減がつづくなかで「木のまち」であることを宣言し、地域を活性化する様々な取り組みを紹介!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
40
過疎化進む奈良県吉野町の地域活性化への取り組みを紹介しています。紀伊半島の中央に位置する吉野は深山幽谷の地であり、自然条件はとても厳しい一方で、多くの観光資源、文化遺産、自然遺産、歴史遺産、すぐれた地場産業を持っています。それら資源の有効活用や地場産業の活性化に取り組む人々の活動は、行政からの押し付けでなく、住民の自由意志によるものです。草の根的な取り組みに過ぎませんが、大きな実(過疎化stop)を結ぶといいなと思いました。2019/09/17
けんとまん1007
28
吉野という地域を表す言葉には、独特の力を感じる。それは、自分の吉野という地域についてのイメージがあるからだと思う。しかし、それは、ある程度は一般的なものだとも思う。そんな吉野という地域の、本当の意味での活性化について書かれている。ハードよりソフト、押しつけではなく自発的、短期的ではなく長期的・・・などの視点が違う。だからこそ、広がりもあるし、継続性があるのだと思う。そう考えていると、伝統は革新の連続という言葉を思い出した。そこに通じるものがあるのでは。2020/04/10
今Chan
4
自分の見知った場所が活字になると、やはり読んでしまう。2019/07/12
私的読書メモ3328
3
成功例の概要紹介に終始して、該当事例の関係者の方々のモチベーションに寄与する以外の貢献は果たしてあるのかな、という一冊でした。もっとも、それだけで十分すぎるほどの効果かもしれません。2023/01/08
たけ
1
audiobook2023/09/27