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内容説明
ある一人の退職を皮切りに、次々と辞めてしまう「連鎖退職」。
どんなきっかけで起こるのか、起こりやすい業界はあるか、効果的な対処は――?
最悪、企業を倒産に追いやるその実態を、
当事者や人事部への取材から浮き彫りにし、対策を考える。
【本書の目次から】
・中小企業やベンチャーで起こりやすい「ドミノ倒し」型
・大企業で起こりやすい「蟻の一穴」型
・組織にとってありがたい連鎖退職もある
・悩みつつも巻き込まれなかった人の本音
・連鎖退職の「火種」を見逃さないために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
33
退職者を出さないということは、不可能だと思う。そうすると、2人目、3人目の退職者を出さないような対策を講じることが重要になってくる。 昨今は、旧来の手法が通じなくなってきている。従業員の要望を、すべて叶えていれば退職者はでないだろうが、そのようなことをしていれば、先に会社が破綻してしまう。働き方改革とは、体力のない会社を排除するための、都合のいい口実なのだろう。2019/08/24
kum
23
「そして主力は誰もいなくなった」という帯に興味を持って読んでみた。連鎖退職のいくつかのパターンが実例で出てくる前半。社員が退職する時にその理由を会社がしっかりと受け止めてその先に生かすというのは、実は多くの会社が出来ていないのだろうなと思う。後半はいわゆる部下育成の中で退職防止策として一般的に言われているような内容に終始している気がして少し残念だった。2019/12/31
ふたば
7
結局のところ、人間関係の良い企業であれば連鎖退職は起こらない。業績が悪い、残業が多い、給料があまり高くない。。。これらは退職する引き金になるが、実際これだけで社員は辞めない。会社への強い不信感、人間関係の悪さ、成長できる可能性を感じられない。。。こういう要素をいかにして取り除くか、がポイントになる。コミュニケーションのある企業は、逆境にあっても強く結束して、乗り越えることができる。企業は人の集まりである。社員同士が上手く関係付いていれば、例え辞めて行く者がいたとしても、残る者が不安定になることはない。2019/06/22
ぽこぺん
3
人手不足が進む中、企業はいかにして退職者を少なくするかが今後ますます重要になってくるのは間違いない。難しい問題だが、手を打たなければ業績への影響は大きく、厳しくなるだろう。2019/10/12
せいた
3
業績が悪い、先が見えない中にあって退職しようと思うのは当然。でもこの会社でもう少し頑張ろうと思う若手に何ができるか。ヨコのつながりだけでなく、タテ、ナナメなどいろんなつながりができる環境を作るなど、実際にそういう環境に直面した人たちの声を元にした本書。すぐに実践できないにしても心構えするには十分な情報を提供してくれる。今年は退職を出さないようにきちんと顔を見ていこう。2019/06/30