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内容説明
子供を愛せない親、無気力な子供……。核家族化が進み、表面的には何の問題もなさそうな家族が、実は不幸せというケースが増えています。なぜでしょうか? 本書は、子供を好きになれない親の心理や“いい子”を演じてしまう子供の心理をわかりやすく分析しながら、親も子も幸せになれる方法を探っていきます。「親は見せかけの平安を保とうとしてはいけません。不満は子供にぶつけずに、親同士でぶつけ合いましょう」「子供は我慢せずに、言いたいことを言っていいのです。言い返せない従順な子供でも、意識して続ければ言い返せる日が必ずやってきます」など、家族の心に本当のやすらぎをもたらすアドバイスが満載です。かつて親からの苛めに苦しんだ経験を持つ著者からのメッセージは、力強く、温かさに溢れています。子供との関係、親との関係で悩んでいる人に、家族再生への勇気を与える心の手引書。『本当は病んでいる「幸せな家族」』を改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nikksurf
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☆☆☆☆☆2008/10/17
みぃ
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人は努力していると自然と強くなる。言い返せない人でも、努力しているといつか自然と言い返せる日が来る。自分は何かおかしいなと思ったら、そのことをひとつひとつ直していくうちに、自然と自分の意見が言えるようになる。偽りの人間関係を維持する忍耐ではなく、真に自立する人間になるための忍耐。それは例えば淋しさに堪える忍耐。忍耐は強い人間がするもの。とにかく苛める人の側にいないこと。一人でいること。日々自分のやるべきことはする。毎日の生活で手抜きをしない。虫の良いことばかり願っていれば人生は開けてこない。2024/08/03