内容説明
老後は孤独だと不安になりますか?
健康(病気)、お金、人付き合い、人間関係、生きがい、終活などで。
確かに、配偶者や子どもが近くにいれば、安心感があるかもしれません。
でも、周囲に人がいるからこその不自由さや拘束があるのも否めません。
実は、孤独こそが、至福の老後を約束します。
何も驚かそうとして、そんなことを言っているわけではありません。
著者の松原氏は、1000人以上の孤独老人を見てきた人物。
机上の理論、1人の人間の偏った意見ではなく、
実例を踏まえたうえで客観性が高く明快な提言ができる稀有な人物です。
そんな松原氏が、孤独をうまく味方につけ、
老後を幸福にする方法を提言します。
さらに、孤独から逃れようとすることによる弊害も紹介。
定年後の夫婦関係から、老人ホーム、後妻に至るまで、
本当にあった悲劇をリアルに描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
68
著者自身も70代に乗っていて独身だから、説得力はあると思います。老後が不安だと思うのは遠い将来のことだからか。老後に突入した時に、あの不安は取り越し苦労だったなと言えるような時代になっていれば良いのだが。老人ホームの実態の話は驚きました。2023/11/22
ネギっ子gen
63
【老後に孤独は悪いことではない】ひとり女性の老後を応援する団体であるNPO法人SSS(スリーエス)ネットワーク代表理事である著者は、70歳を超えるまで独身であったと同時に、活動を通じて1000人以上の孤独老人を見てきた上で、そう確信するに至ったと書く。とはいえ、老後への不安は尽きないもの。そこで本書で、<孤独をうまく味方に付けて、幸せな老後を過ごし、不安を払拭する方法を提示する。また、孤独であっても不安の多くは回避できる/孤独なほうがむしろ、物事がうまくいったりスムーズに進んだりすることも解説する>と。⇒2023/08/19
Kentaro
44
ドイツではほとんどが10歳で進路を決める。管理職に就く人の多い総合大学へと進む「ギムナジウム(教育機関の一種)」、専門上級学校や専門大学への進学を前提とした「実科学校」、大学には行かない「基幹学校」のいずれかに主に進むよう決めさせられる。しかも大学とはいっても、その子の能力により進学する大学が決められるのだ。ドイツ・オランダでは、人間としての「自立」が早い。両国では18歳で、ひとりで生活することで大人にさせられる。 孤独についても子どもの頃から学び、身に付いている。ドイツでは「人は孤独なのが当たり前」だ。2021/11/18
明るい表通りで🎶
30
孤独は「敵」ではなく「強力な味方」。孤独こそが、至福の老後を約束する。孤独をうまく味方に付け、老後を幸福にする方法を、誰でも実践できるかたちで提言。2024/10/15
団塊シニア
22
孤独の良さに気づくと人を求めなくなるので自分が人とつきあいたくないと思えば会わなければいいのだという作者の言葉には同じ団塊世代として共感できるものがある。2019/12/26
-
- 電子書籍
- 明日もまた勇者のとなり【分冊版】 16…
-
- 電子書籍
- クリスマス・ティーと最後の貴婦人 コー…