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内容説明
黄金コンビが巨大なテーマ「時間」に挑む!
2020年、物理学者チャールズ・ロスはタウ波を発見。これを利用して過去にメッセージを送ることに成功した。同じ頃、核融合発電という未来的なエネルギー技術が、試運転を開始する。だがその未来に暗雲が!? 最愛の人との出会いという個人的な宝と、世界の運命が天秤にかけられる時、恋人たちはどう生きどう決断したのか!? 時間をテーマにした壮大で切ないストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
68
ホーガンの原作は未読なのだが、星野之宣のコミカライズは、漫画としてのオリジナルかのように読ませてくれる。時間をさかのぼる通信、核融合プラントから発生した無数のブラックホールによる地球の破滅、タイムパラドックス、そしてラブロマンス。星野之宣の繊細で迫力ある描写は、この複雑な時間ドラマを魅力的に仕上げている。2024/05/31
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
46
帯の「星を継ぐもの」を超えた?という問いには、超えていませんと答えるしかないけど、原作の良さは出ているように思う。でもコミカライズの宿命というか、小説の深みは消えてしまったようにも思う。でも、これをきっかけに原作小説を読んでSF好きがホンの少しでも増えてくれたらなぁと思う。2013/06/21
カザリ
43
タイムリープものは、いつかやりたいけど、いまのところ勝てる気がしない作品が多すぎて保留。いい漫画でした。2015/05/16
ぐうぐう
21
J・P・ホーガンと星野之宣の相性の良さを、今回もまざまざと見せ付けられた思いだ。そもそも原作である『未来からのホットライン』は、タイムパラドックスの解説等、どちらかと言えば小説向きの物語である。しかし星野は、時間軸説明を図式化するなど、わかりやすく紐解きながらも、タウ波ノイズが引き起こす世界壊滅シーンを、漫画ならではの表現で描いている。構成ひとつとっても、どこか余裕を感じさせるコミカライズだ。ホーガンの原作を、自分が一番うまく漫画化できるという、それは自信がもたらす余裕だろう。2013/07/14
山田太郎
16
SFはわからないところはわかったような気になって読み進むとなんとかなるなと。いろいろあーでもないこーでもないと話しあってますが、さっぱりわかんないけど、なんとかなった。あんまり裏のある人とか裏切り者がいないので、なんだかさわやかな読後感ではある。ちょっと難しめのSF読みたい気がするが、なんだか現在心に余裕がない状況ではある。2025/07/20
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