カウンセラーが語るモラルハラスメント

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カウンセラーが語るモラルハラスメント

  • 著者名:谷本惠美【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 晶文社(2019/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794967824

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内容説明

大人にならないピーター・パン、そのまま大人になったジャイアン。あなたのそばにも、そんな人はいませんか?もし、いるならば、あなたもモラハラの被害者かも…見つかりにくいモラハラは、精神的DVであり、れっきとした心の“暴力”として、DV防止法でも規定されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

41
モラハラとは、大人になり切れていない大の大人が家の中という密室で自分だけの世界を作り出して自分自身が優位になるよう優劣を決め、被害者に劣等感や罪悪感を刷り込んで精神的に追い詰めていくこと。加害者はそれに快感を覚えているから、モラハラを止めさせるのは難しい。被害者の環境を変えるのが一番だが、一時の幸せを求め、経済的不安で環境を変えられない被害者も少なくない。大事なのは被害者が感情に流されて悔やむような行動を取らず、被害者意識を強く持たず、前向きに強く生きることに努めれば、生きやすい世界は見えてくるはずだ。2022/04/22

チャー

21
カウンセラーの著者が家庭内で生じるハラスメントについて解説した本。相手の症状や対応方法、自分が置かれている状況など詳しく丁寧に記している。モラハラは大人になりきれていない状態の人が内部の葛藤を子どものように処理する方法とのこと。変わらないのではなく自分に甘い行動を変えたくないようだ。人によっては異常という状態への認識が追いつかずエスカレーターしてしまうこともあるが、悪化する前に違和感に気づき周りに相談すること、繰り返される状況が認識に歪みをもたらさないように、自分の感情を大切にすることが必要。2025/01/21

あやめ

13
モラハラに限らず、被害に遭えば人はなぜ自分なのか、相手はなぜするのかと原因探しに躍起になる。分からないものは不安になるから仕方ないが、本書はよくある他書のように加害者側の気持ちや原因追求に重きを置かない。あくまで主役は被害を受けた人。モラハラとの戦いにエネルギーをとられず、自分の人生を歩むことの大切さを切々と説いている。もう人の事に貴重な時間を費やすのはやめよう。誰かの問題はその人の問題だ。とって代わることはできない。何よりも自分の人生にしっかり焦点を当てよう。自分の人生は自分にしか歩めないのだから。2015/12/10

ばななうゆ

12
あれはモラハラなのでは?と思い当たる人がいるため読んでみた。主に夫婦で夫が加害者、妻が被害者と想定して被害者に向けて話しかける形になっている。私の場合は夫ではないので、置き換えて読んだ。読んでいる間は精神的苦痛を受けた時の言動などを思い出すので辛かった。が、モラハラをする人は変わらないということが分かったので無駄な努力はせず対処しようと思えるようになった。2021/11/09

ks

11
モラハラ被害者の陥る思考や行動が詳しく書いてあり、このようになってしまうのはモラハラをされていたからだ、されていたことはモラハラだったんだと、ハッとさせられました。モラハラは加害者の問題であり、被害者が加害者のモラハラをする原因探しをしたってなんの意味もなく、それよりもするべきことは自分の人生を生きること。これに尽きる。再読したいと思います。2016/06/14

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