自民党 価値とリスクのマトリクス

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自民党 価値とリスクのマトリクス

  • 著者名:中島岳志
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • スタンド・ブックス(2019/06発売)
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  • ISBN:9784909048059

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内容説明

安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎。
9人の有力政治家・首相候補の言葉、著作の分析を積み重ね、現在の自民党の本質をあぶり出す。
「リベラル保守」を掲げる政治学者による、これからの日本の選択を考える際の重要な指標となる画期的自民党論。
「右」「左」では表しきれない政治のあり方を、「価値」と「リスク」のマトリクスで読み解く!

【著者プロフィール】
1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。北海道大学大学院准教授を経て、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大仏次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。

著書に『ナショナリズムと宗教』、『インドの時代』、『パール判事』、『朝日平吾の憂鬱』、『保守のヒント』、『秋葉原事件』
『「リベラル保守」宣言』、『血盟団事件』、『岩波茂雄』、『アジア主義』、『下中彌三郎』、『保守と立憲』、『親鸞と日本主義』、『保守と大東亜戦争』などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y

25
今まで政治家をどんな人物かとらえるときに右か左かその二つの価値基準しか持たなかったけれど、本書では、リスクと価値の縦軸と横軸を用いて自民党の政治家の立ち位置を明らかにしている。これまで私は政治家に対してぼんやりとしたイメージでしか捉えていなかったと思った。同じように見える政治家でも福祉に対する考え方が違っていたり、また本来は違う考え方を持つが有力な位置を確保するために違う考え方に迎合しなきゃならなかったり政治って面白いと思った。やっぱり敵を作らないためにはっきりしたことを言わない人は魅力がないと思った。2020/10/15

しゅん

20
面白い。自民党に違和感を覚える人はまずとったらよい本(ここから広がりがある)。9人の政治家の考えを本人の著作から読み解く。四象限のマトリクスの中に、かつての保守本流である「福祉国家かつパターナリズム」な政治家がいないところに、現在の政治のバランスの悪さを感じる。2020/04/17

macho

18
あまり政治のことについて学ぶことはなかったが、与党の候補者をザックリ学ぶには良い本。作者の考え方も多少は反映されるのだろうが、それは読者もそうだし。今後の子供らのことを考えると色々読まねばならないな。2020/09/06

16
面白くて一気に読んだ。政治家って大衆の意見を集約していく仕事のはずだけど案外自身固有の体験からくるある意味ミクロ的な信念が行動原理になってるんだな。日本で男女平等が進んでいないと言われる意味を実感した。野田さん小渕さん応援したいと思った。その他:菅さんの権力掌握やべえ。岸田さんの日和見にはがっかり。続編出ないかな。2021/02/01

パンダ女

16
あっちゃんのYouTubeで紹介されていたので。自民党の有力政治家の著書から彼等の思想をあぶり出した本書。とても分かりやすくて面白かった!ガーゼのマスクをする安倍さんはすごく頼りないが、「愛国心」が強くやっぱりかなりの右だなと。菅さんは叩き上げで世襲じゃ無い分応援したくなるけど、思想は邪悪すぎだ!彼のポピュリズムには私も騙された!一方で岸田文雄や加藤勝信のようなフワフワしてどっちつかずの信念の人も有力視されているのは、かなりの太鼓持ちか立ち回りが上手いだけ?血液型まで知れるのは本書だけでは??2020/05/04

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