講談社文芸文庫<br> 私の長崎地図

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講談社文芸文庫
私の長崎地図

  • 著者名:佐多稲子【著】
  • 価格 ¥1,562(本体¥1,420)
  • 講談社(2019/07発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062901628

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内容説明

生まれ育った町を振り返りながら書き綴った「私の長崎地図」を中心に、筆者の長崎へ対する思いが溢れる小説、随筆を編纂した作品集。――生まれ故郷・長崎。しかし、そこは再訪するのに四半世紀の時を必要とした地でもあった。強い郷愁と訪れることへの不安が、町の色や海の香に彩られた過去から、現在に至る心の風景を紡ぎ出す。長崎を舞台にした「私の長崎地図」「歴訪」「色のない画」などの小説や随筆を精選したこの作品集は、『私の東京地図』と対をなす著者の魂の彷徨である。※本書は『佐多稲子全集』(講談社・昭和52年11月~昭和54年6月刊)、『小さい山と椿の花』(講談社・昭和62年10月刊)、『思うどち』(講談社・平成元年6月刊)を底本としました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あや

22
入手してから読み始めるまでと、読み始めてから読み終わるまでに時間のかかった本。入手時はたぶんKindleになっていなくて、どうしても読みたくてアマゾンマーケットプレイスで法外な値段で買った。佐多稲子さんの生い立ちから、長崎の原爆投下後の復興過程、代表作『樹影』のモデルについてのエッセイなど、佐多稲子さんファンにはたまらない1冊。解説を書いている長谷川啓さんは私の母校で教えていらした。私は教わっていないけど、親友が卒論指導を受けた。他の著作を再読したくなる。2024/11/30

Joao do Couto

2
著者の幼少期の記憶と長崎の歳時記が織りなすエッセイが懐かしさをよびおこします。長崎に行きたくなるというよりは、故郷へ帰って、子どもの頃参加した、湖畔で行なわれた小さな小さな花火大会を見に行きたくなりました。また、在日中国人や青い目の混血児たちにむける温かいまなざしさが著者の生き方を物語っている気がします。2012/10/27

ヨナキウサギ

1
「ここ」で読むに最適の本、というものがある。2012/08/14

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