講談社文庫<br> 花面祭 MASQUERADE

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講談社文庫
花面祭 MASQUERADE

  • 著者名:山田正紀【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2019/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062734882

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内容説明

昭和22年、みずから作り出した花にとり憑かれ、密室で変死した鬼才、塘松(とうしょう)流先代家元・芦田挿花。その生まれ変わりを信じる次期家元・藍草が刺され、第2、第3の殺人が……。40年の時をつなぎ塘松流を襲った惨劇の謎は、挿花が日記に遺した輪廻転生の花=「しきの花」にあるのか? 奇想天外なトリックに挑む本格ミステリ。花が人を殺す!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

造理

4
★★★☆☆ 塘松流四天王の女性ごとに事件が起き、最後に全体の謎解き。連城ミステリを彷彿とさせる幻想的な雰囲気がよい。プロローグとエピローグが綺麗につながる構成も美しいです。意外な人物が探偵役?になりますが、こんな扱いを受ける探偵役は前代未聞(笑)2016/04/16

かごめ

3
読んだら誰もが「しきの花」とは何なのか気になって気になって気付けばそれに魅せられている、そんな状態になる作品。4連作に加筆してひとつの作品にしたのはすごいと思いますがトリック自体に派手さはなく、緻密と言うような肩透かしと言うような。あとタイトルがしっくりこないです。2017/10/03

ケイト

2
それこそ本文中にあるように、虚と実のあいだで揺れている花のような印象の作品です。各短編(個人的に夏が好き)は際立ちながらもつなげられているし、主人公となる女性たちも良くも悪くも魅力的にかかれていて。果てにすがたをあらわす“しきの花”の描写は、それこそこの世ならぬものを描き出しているかのようでした。言葉の魔力で読み手の胸にあやしい花が咲き残ります。『ミステリ・オペラ』などのようなS級作品には敵わないものの、読んで損はない作品です。しかし山岸さんどこか金田一耕助を想わせておいてとんだ道化だったなあ、と(笑)。2014/10/30

goldius

2
観ただけで死ぬ花?前代未聞!驚天動地の華道SF!? 2008/09/27

けいちゃっぷ

1
華道ミステリ?SF?

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