講談社文庫<br> 暗殺の森

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講談社文庫
暗殺の森

  • 著者名:古川薫【著】
  • 価格 ¥374(本体¥340)
  • 講談社(2019/07発売)
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  • ISBN:9784061836273

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内容説明

討幕への蜂起もむなしく、天誅組は戦いに敗れた。リーダー・中山忠光は、長州藩を頼って亡命する。しかしその直後に、長州の立場は一変した。中山忠光の病死が伝わったのは、この頃である。巷間、それは長州藩による暗殺だとの噂が走った。昭和になって、地元の小新聞の社主・野見は、この真相究明に熱中するが……。長州藩が秘匿した歴史の暗部を、巧みにフィクション化した、歴史推理長編。幕末・長州の謎が現代によみがえる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

5
明治天皇の叔父で天誅組の主将だった中山忠光が逃亡先の長州藩で病死と発表された。真実は長州俗論党による暗殺であろうと昭和初期の新聞記者野見庄太郎が調査した歴史ミステリー。緻密に調査を進みつつ、その中で長州藩幹部のいやらしさが結構表現されているのが佐幕派の私的にはニヤニヤしながら読めました。結末はどうするんだろうと期待しましたが、そういうオチかと思いました。Wikipediaで見ると、普通に暗殺って書いてますね。2021/02/12

ホレイシア

3
幕末ストーリーの一つ。隠れた名作。2008/01/03

min

2
明治天皇の叔父であり(同母姉は孝明天皇の典侍で明治天皇の生母)、愛新覚羅溥傑氏に嫁いだ嵯峨浩さんの曾祖父である、中山忠光の死の真相を追う物語。 長州藩の支藩である長府藩に匿われた天誅組首長の彼が二十歳にも満たないみそらで突然死んだのは何故なのか。 私、中山忠光という人物をこの本を読むまで知らず、山口県出身の母にたずねてみるも、母も知らず「勝者に不都合な歴史は授業から外れるのね!」と立腹する始末。 綾羅木の中山神社とそれに寄り添う愛新覚羅社をはじめ、ゆかりの地を是非とも訪れたいものです。2021/04/11

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