角川書店単行本<br> もみの木

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角川書店単行本
もみの木

  • ISBN:9784041078839

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内容説明

大きくなりたい、別の世界へ行きたいと夢みてばかりいる一本のもみの木。
ある日、森から切り出され、お屋敷の中で美しくかざりつけられますが――。

本当の幸せとは何か。
一本のもみの木に人生をなぞらえ、アンデルセンが描く、心にのこる物語。

せなけいこ絵本作家デビュー前夜の幻の原画を復刻し、石井睦美により現代の子どもたちに向けて書き下ろされました。


今、この瞬間の幸せを大切に。
大人にも響く、大事なメッセージが込められた絵本です。
 ――関根麻里(タレント、二児の母)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nana

72
暗い話。 子供にはよくわからなかったよう。2019/09/23

ケロリーヌ@ベルばら同盟

59
柔らかい和紙やプリント紙を貼り合せた優しい装画に惹かれて手に取ったアンデルセン原作の絵本。クリスマスを控え、親子で心躍らせて読む…には、ほろ苦いお話でした。明るい日差しと、清澄な空気。豊かな森に育まれた一本のモミの木。自らを取り巻く恩寵に感謝することなく美しい若木となった彼は、切り倒され立派なお屋敷のクリスマスツリーになりましたが…。歳を経てこそわかる、若き日の幸福、その儚さ。幼い読者がこの物語を読み、小さな棘がその胸に残って、青春の盛りにその気持ちを思い出して、生への感謝の念を新たにして欲しいと願います2019/12/16

アクビちゃん@新潮部😻

55
【図書館】読友さんの素敵なレビューから手に取った絵本です。原作はアンデルセン童話。文は、絵本作家でもあり、翻訳家でもある石井睦美さん。絵は、せなけいこさんによる切り貼り絵♡ 本当の幸せとは何かを一本のもみの木に人生をなぞらえ、考えさせられる絵本です。読んだ小6次男の感想「ふつう〜」の一言(^_^;) 読解力のない彼は、良く分かってないみたいですが、クリスマスに読めて良かった🎄 大きくなったら、どうなりたい、何かをしたいと言うのも大切だけれども、今この時を楽しめる人になって欲しいです。2019/12/25

杏子

21
哀れなもみの木の一生を通して、人は学ぶことができるのだろうか? 若いときはよかった。もっと楽しめばよかった、と後悔ばかりしているうちにどんどん持ち時間は過ぎていく。今でさえ、一瞬後には過去になっていく。先のことばかりに期待して、今を楽しむことのなかったもみの木。 私もあなたもそうはなっていないだろうか?子どもの時より、しみてくる、言葉の数々。2019/08/06

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

17
アンデルセンのおはなしが、せなけいこさんのコラージュでこういう世界になるんだ!可愛いだけでなく、切ない気持ちが石井睦美さんの文章の運びとピッタリでした。2020/08/22

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