- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
適切な「思い」と「つながり」を大切にし、「挑戦し、振り返り、楽しみながら」仕事をするとき、ビジネスパーソンは経験から多くのことを学ぶことができる。これが筆者の主張の核心部分である。優れたマネジャーへのヒアリングを多用し、現場で応用可能な育成ツールも紹介しながら、『経験から学ぶ力』の身につけ方を解説す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
18
経験から人が学ぶ過程と、その学びをどうすれば大きくできるかを、実務者にわかりやすい文章で解き明かす。ビジネス書だし、事例も職場の話ばかりだけれど、学習、そして成長というものの普遍的な姿が描かれている稀有な本だと思う。読者が当事者として読むために仕事の話が扱われている感じだ。◇フロー理論、プランドハップンスタンス、内省的実践、発達的ネットワーク…と、松尾自身の調査の分析に使われている理論たちそれぞれにも興味がわいてくる。◇自分を勇気づけてくれる「安心屋」、ダメだししてくれる「緊張屋」って、確かにあるよなあ。2014/02/16
ろぶくん
9
同じような仕事をしていても、どんどん成長する人もいれば、伸び悩む人もいる。その違いは何か。それは経験(仕事)から学ぶ力が違うから。ではその力がある人は何をしてきたのか。実際に職場に若手メンバーがいて、育成を任されている人には非常に参考になる良書。2020/05/09
リン
8
永続的に成長が続く人は、アンラーニング(学びほぐし)がとても上手く、全ての経験から自分を変容させられる人なのだろう。 ストレッチ、リフレクション、エンジョイメントの3つが経験から学ぶ上での要素と本書では述べられているが、そう簡単に身につけられるものではないだろう。 人は見たくないものはあると思う。自分を変容させることは怖いし、変容させるうえでプライドが傷つくかもしれない。自分に対する評価、自己愛が高いと現実を見た時にふらつくだろう。 大事なのは「日々現実を捉え、向き合うこと」なのではないだろうか。2023/11/12
66 (Audible オーディブル毎日聴いてます)
8
職場で勧められた本。「少しストレッチした目標」って重要なんだな。ストレッチ(挑戦する力)・リフレクション(振り返る力)・エンジョイメント(楽しむ力)はなるほど、と思った。ドイツと日本の職人教育の違いも面白かった。ドイツのデュアルシステムは言葉で説明する。一定水準の職人を大量に育成するのに適している。日本的な師弟制度は、「背中を見て覚えろ」。少数の超一流を育てるのに適した制度。さて、企業はどちらがいいかと言ったらやはり前者だよねえ。マネジャーは、ストレッチさせて、ポジティブフィードバックをする。図書館本2019/07/15
コジターレ
7
再読。今年も新たなことに挑戦しているが、以前よりも達成に向けての努力量が減ってきたなと思う。加齢に伴うものだと、少し自分を許そうかな。ま、努力は続けているわけだし。2016/04/05