内容説明
平成はどのような時代として語り継がれるか。
天皇は何を守り、何を変えようとしたのか。
その手がかりは、この時代に築かれた新しい象徴像にある。
即位から最後の誕生日記者会見に至るまで、
天皇の歩んだ三十年間の足跡を辿り、
平成史の本質を明らかにする、
第一級の論客による決定的議論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
15
この本は象徴天皇制の支持と、天皇の反戦平和思想への共感で貫かれている。この本の真骨頂は「終章」にあると読んだ。 鼎談は天皇の本音を慮り、天皇の言動を解釈しようとするところから始まる。皇族と接触している人々が語ること故、最初からその濃厚な内容に驚く。天皇皇后の人間性に関心がある人が読めば非常に引き込まれる。 井上氏の「おわりに」まで、流し読みできる箇所は全く無い、非常に濃厚な本であった。 文中で紹介される図書も、天皇制研究に役立つ情報である。2019/04/30
よう
5
図書館本2022/05/19
kuma_kuma
1
半藤さんと保阪さんの本は何冊か読んだことがあり、この本でも同じような話をされているなぁと思いました。歴史と歴史観の話なので当然ですが・・・。 井上さんという方の本は読んだことが無かったので、その点私にとっては新たな視点や話題に触れることが出来ました。 好きな作家を通して視野を広げられるのが対談や鼎談方式の本の良さですね。2019/10/30
Hiroto
1
平成天皇の生き様を、皇室を知り尽くす3名の有識者達が語る。様々な束縛や批判の中、民間女性との結婚、戦地訪問、被災地訪問、生前退位等、皇室の常識を覆し身をもって時代を切り開かれた。1度ではもったいない。繰り返し読む価値あり。2019/08/20
昼寝
0
普段は辛口と思われる半藤さんと保阪さんによる平成天皇の評価。2022/10/17
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