内容説明
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病理学とは「病(気の)理(ことわり)」の字のごとく、「人間の病気のしくみ」。細胞や血液、代謝や炎症、腫瘍、がん、遺伝子などと、人体のしくみ・器官、食事を含む生活、加齢などさまさまな環境との関連から、「病気」を解明するもの。専門書が多いなか、病気とその原因をわかりやすく図解した、身近な知識となる1冊。細胞、血液、がん---生命の不思議と病気の原因を、面白くわかりやすく探る!
<監修者について>
北海道出身。昭和医科大学(現・昭和大学)卒、同大学院医学研究科博士課程修了。現在「横浜悠愛クリニック」理事長として現場での病理・医学研究を続ける傍ら、正しい医学知識を身につけてもらうための啓蒙的著作を数多く世に出している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
13
KindleUnlimited p20 遺伝子とDNAは全くの別物。DNAは物質名であり、いわば記録媒体。そこに書き込まれている情報が遺伝子。本に例えれば、DNAは紙、遺伝子は印刷された情報。更に例えると、4つの塩基(CGAT)は文字、染色体は1冊の本、ゲノムは46冊が並べられている本棚▼p22「染色体」はDNAがヒストンというタンパク質に巻き付いたもの。「ゲノム」は「その生物が生きていくために必要不可欠な遺伝情報の収められた、染色体の1セット」を指す。遺伝子geneと染色体chromosomeの合成語。2021/09/13
ちゅん
2
薄くて軽く読めるのが魅力のシリーズ。病理学の基本であるからだのつくりから、病気とその原因を簡単に書いている。細胞の説明にページを割き、癌の解説も簡単でわかりやすい。図も多くて読みやすかった。2022/09/26
Theodore
0
前半の細胞の話がかなり詳しい内容だったので期待して読んだら、後半、肝心の病気の話が病名の羅列+ちょっとした説明で終わってしまったでござる。残念。取り上げている病名も癌+日常生活でよく見聞きする名前ばかりだし…多くの読者が細胞の構造よりも病気の話の方を知りたかったんじゃないだろうか? それも健康の本とか見ればよく出てくるようなメジャーな奴じゃなくて、知る人ぞ知る難病のようなものを。2024/03/27
ザラシ
0
前半は高校生物のおさらい+αの内容、後半は細かい病気のメカニズムについてさらっと説明されている感じ。ライトな本なので、医療ドキュメンタリーや日常生活でさらっと聞き流す医療の話に知識を肉付けできる感じが面白かった。病気の対策などが知れる本ではないので、そういった実用面の対策が知りたい人は別の本を読むといい。この本は好奇心を満たす本。2023/10/07
Supopovich
0
眠れなくなることは無かったが、面白いのは間違いない。2022/04/03