アレクサ vs シリ

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アレクサ vs シリ

  • ISBN:9784822289751

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内容説明

人類の夢「しゃべる機械」の実現で
かつてないパラダイムシフトが起きる!

機械に言葉をしゃべらせることは、人類にとってコンピューターが存在する以前から、長年の夢だった。インターネットの普及とAI(人工知能)の進化で、その夢がいま現実になろうとしている。
「音声」はあらゆるテクノロジーをコントロールする万能のリモコンになると期待され、アマゾン、アップル、グーグル、マイクロソフトといったITの巨人たちが、音声AIのプラットフォーム戦争を繰り広げている。ユーザーにとっては便利になる一方で、「個人情報の漏洩・悪用」「監視」も懸念される。
また、音声AIを活用した不死の「レプリカ」も、空想やSFの話ではなくなった。本書の最終章で、著者ブラホスは、末期がんの父親のAIレプリカを作成した生々しい記録を報告する。心から愛していた故人のAIレプリカは、残された人の慰めになるのだろうか?

目次

序章 先駆者たち

PartI 競争 Competition
第1章 ゲームチェンジャー
第2章 アシスタント
第3章 巨大帝国

PartII 革新 Innovation
第4章 音声
第5章 ルールの破壊者
第6章 パーソナリティー
第7章 話し好き

PartIII 革命 Revolution
第8章 友人
第9章 賢者たち
第10章 監視者
第11章 永遠の命

おわりに 究極のコンピューター

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のんぴ

30
音声認識システムの黎明期から現在、近い将来まで。私も初期にはリモコンでできるのに、音声で命令する必要あるのかな?と思ってましたが、わからない言葉を聞いたり、時間や最高気温の予報など尋ねたりしています。市場調査会社360iによるテストでは、グーグルアシスタントの正答率は72%、アレクサは13%とまだ発展途上。音声の答えは出展も不明で簡単に一つだけを読み上げる。情報が楽に手に入り、私たちの頭はさらに受け身になるかも。ボットで、カウンセリングや死者との会話も。音声合成技術で作った偽アカウントが拡散される危険も2021/01/24

スプリント

14
アレクサとシリが戦ったらどちらが勝つのか。審判はグーグルアシスタント。 という内容ではなくボイスアシスタント市場の誕生と未来の話です。個人的にには普及するのか疑問ですが新しい技術には期待したいです。2020/10/20

G-dark

13
音声模倣技術を持つある会社について、著者は、「バラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプの合成の声を公開した。それらはとても本物らしく聞こえ、特にトランプの声はそっくりだった。それは、空恐ろしいことでもあった。近い将来、フェイスブックやツイッターが、政治家やほかの公人の実際には言っていない発言であふれるようになったら、フェイクニュースにはさらに磨きがかかるだろう」と言及しています。せっかく素晴らしい技術なのに、悪用されたら大変なことになりますね。2020/04/15

GASHOW

11
アレクサは、amazonがホームAIに力を入れているので、着々と学習が進んでいる。会話を常時集取していて、名前を呼ばれると反応する仕組みは、ペットとの共同生活のようだ。ペットは飼い主の会話は理解できていない前提だが、アレクサは、ネットワークの先にamazonの委託先や開発者が聞いている。amazonは、顧客満足を追求する会社だが、プライバシー保護の重要性は、あまり持っていないようだ。シリは、Appleがユーザーのプライバシー保護に専念しているからか、学習が足りないという。信用できない僕は利用をしていない。2019/11/19

hisa_NAO

11
人とコンピューターとのインターフェース革命。キーボード入力から音声入力へ。 ここ数年で、コンピューターの音声入力・出力の品質は劇的に上がった実感がある。実際、私もスマホへの入力は音声を多用する様になった。で、その進歩の中核を担うAI。Amazonの「Alexa」、Appleの「Siri」。加えてGoogleの「Googleアシスタント」、マイクロソフトの「Cortana」。 先駆者たちからの開発史~将来~抱える問題を明らかにする。 少々散漫な印象もあるけれど、エキサイティングな一冊~2019/09/28

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