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内容説明
「ネメシス」(講談社)で連載されカルトな人気を誇った大相撲SF 超伝奇「五大湖フルバースト」以降、「新耳袋アトモス」(ホーム社)に活動の場を移して描いたホラー短編より、河童×相撲をモチーフに描いた3篇をまとめた1冊になります。わかりやすい直球のプロットでありながらハッタリを利かせまくったパワフルさ。それを銅版画を思わせる緻密な作画で描写した、これぞ西野マルタの真骨頂ともいえるストロングな相撲怪談を存分にお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
10
相撲好き、妖怪好きなので手にとってみました。なかなか潔い尻子玉の抜き方でございました。尻子玉を抜かれると快感なのかぁ〜。実際は水死人は脱肛していることが多いので、河童に尻子玉を抜かれたと言ったそうです。作中ではカッコいいスキンヘッドの力士になっていましたが、現実には髷が結えなくなった時点で力士引退だとか。お読みになってもファンタジーと現実を混同なさいませんように。表紙を見てわかるように、マッチョな画風です。2019/06/30
akihiko810/アカウント移行中
7
「五大湖フルバースト」などのトンデモ相撲漫画家・西野マルタが描く、相撲×河童短編集。7.5/10点 ハゲの大関が、河童の秘薬を求めて河童相撲に出る話、いじめられっ子が河童の力を借りて子供相撲に挑む話など。どれもこれも河童!相撲!と圧倒的説得力で描く。「五大湖フルバースト」ほどの大胆なトンデモ度はないが、本作も十分に鬼才の腕を見せつける作品だ2020/12/23
ドント
3
君は知っているか。「河童と人間が相撲をとる」作品だけの短編集を。それがこれだ。だがこれはイロモノでも飛び道具でもない。ホラーバトル/熱血バトル/伝奇・ジュブナイルの3本がバランスよく収録された本書のページには、たっぷりと幅のあるマンガ力(りょく)と画力がいっぱいに広がっていて、三種三様に心が躍る。キャラクターとしての河童の、どんな物語にも対応できる器のでかさが堪能できるのはこの確固たるマンガの上手さゆえだろう。純然たる面白さが味わえる好短編集。面白いマンガが読みたいなら買って損はなし。ふろくも超贅沢です。2019/06/29
v&b
2
面白かった。いろんな河童(と人間)がいる2019/08/09
たけのこ
2
★★★★☆ やっぱリイドカフェコミックは外れないな。ゴダイゴフルバーストも面白かったけど、これもいい。絵には癖があるし、相撲というカテゴリーなので、万人受けするとは思わないけれど、面白いものは面白い。2019/06/29