内容説明
私たちは、大人になるにつれて
「やるべきだ」「せねばならない」
といった文句に脅かされすぎてはいないだろうか――。
「やめる」ことは、逃げでもなんでもない。
それをやらなくたって、死にゃあしない。
自分なりの「しないこと」を考えてみれば、
人生はきっともっとラクに、自由になる。
現在39歳の人気文筆家が、
40歳までに「やめること」を綴った
等身大エッセイ!
*目次より
・ハイヒールをやめる――不必要な背伸びをしない
・年齢を数えるのをやめる――迷うのは30代で終わり
・服を買うのをやめる――素敵な人の、引き算を真似る
・髪を伸ばすのをやめる――未練を断ち切り、ラクになる
・ポイントカードをやめる――異星人になってみる
・節約をやめる――もっと身軽になるための出費
・お酌をやめる――ルールを作り、置き換える
・年賀状をやめる――意識をアップデートする
・家事をやめる――賢くプロに頼る
・人づきあいをやめる――人間関係の再分類を
・満員電車に乗るのをやめる――しがみつかずに生きる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤
11
やりたくないけど皆やってるし。こういうのが大人なんだろうし。折り合いをつけて続けていることがいつしか自分の人生の結構な部分を占めてたりする。本書はライフハックやハウツー本ではない。題は40歳までとなっているが筆者の年齢に合わせているだけで実際は30歳・50歳・60歳に置き換えても構わない。3年後までにやめられたらと思うものは?と仮に聞かれたら何を思い浮かべるだろうか。何かを手放すことは何かを手に入れる場所をつくることだ。池に波紋を作る小石のような本だと思う。どんな模様を描いていくのか、考えるのは自分自身。2019/06/12
ろぶくん
10
やっぱり生き方エッセイは女性作家がいいな。実は男性作家のは読んだことがない(!)が、雑誌などの人生相談なんかを読んでも、どうもしっくりこない。男性作家は、どの方向に行くにしてもマッチョ、やってみろ、突き抜けろ、バカになれ(?)的なものが多いような印象がある(読んだことは無い・・)。その点女性作家はよく周りを見ていて、無駄なものは省き、好きなものに囲まれていきいきしている人が多い気がする。私の中の1位は日経土曜日の人生相談に出てくる湯山玲子さん、2位ジェーン・スーさん、そして今回3位が著者に決定した感じだ。2020/01/19
さけちゃん
9
この本を読んで「こんなになんでもかんでもやめなくていいだろ!」と思う人は、バランス感覚あり、ちょうど良いところで何かをするのがうまい人だと思う。こうしなくちゃ、ああしなくちゃにがんじがらめになって、そんな人はこの本のように引き算を頭の片隅に置いておくだけで、ああこんなに頑張らなくて良いんだ、やめていいんだと自分の心にポケットを作って置けると思う。さて、なにをしないでおこうか。削ぎ落とした中に本当にやりたい純粋なものが見えてくるのだろう。2020/03/02
おかこ
3
○2019/09/15
takao
2
ふむ2023/02/07
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