内容説明
30数年前たった31人の生徒で始めた学習塾は、いまや7000人を超える生徒を有する学習塾に成長した。当時から変わらないコンセプトは「絶対に生徒を見捨てない塾」。集まる生徒は勉強のできる子ばかりではない。どちらかと言えば、勉強が苦手、勉強は嫌いな生徒もいる。なかには他の塾では受け入れてもらえなかった生徒もいる。到底これではどこの学校にも合格できないような偏差値の低い子でも、木村塾は見捨てない。ひたすら成績中間層の子のレベルアップに尽力する。そんな生徒が頑張って、絶対に無理だと言われていた学校に続々と合格していく。いま尼崎・伊丹地区の地域一番校の合格者の半数が木村塾出身者で占められ、偏差値40台だった生徒が京大や東大へも合格している。恐るべしこの奇跡はなぜ起きるのか? 勉強よりも前に大事にしているある「一つのこと」がその鍵だ。本書は木村塾代表の著者がその秘密を余すことなく紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凌🔥年300冊の読書家🔥
3
利他の心で勉強する。 自分のためには、人は頑張れない。 自分の努力が、誰かの役に立つ それほどの喜びにまさるものはない。 子どもたちができる、勉強という行為にも 立派な利他のきっかけは含まれている。2019/06/20
村上 飛鳥
1
ウチの塾と似ている部分が結構ある。何のために勉強するか「最終的に誰かの役に立つため」という利他の心の元、生徒のマインドを変えていく。 7か条という感じで仕組みにもなっていて参考になる。 最後のあとがきで、著者が指導の核心部分をさらけ出している、と書いてあったとき、こうでありたいなと自分も思った。2019/09/20
yasuoicon
1
合格のためにはライバルを蹴落とさなければならないと指導するはずの学習塾。しかし木村塾では「利他」の心を大事にしなさいと指導している。孤独であるはずの受験勉強に利他?その理由は読み進めていくうちに理解できました。 学習塾なので学生や学生の両親をターゲットにした内容になっていますが、すべての人に響く理念やマインドがたくさん書かれています。 「情けは人のためならず」 本当の意味を知って「なるほどなぁ」となりました。素敵な本でした。2019/08/24
KTakahashi
0
利他と克己2023/09/23
Aiko Handa
0
人は他人ののために頑張れるってすごく希望で、嬉しい。それだけでこの本を読んだ価値があったと思った。2021/07/04