講談社文庫<br> 13歳の黙示録

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講談社文庫
13歳の黙示録

  • 著者名:宗田理【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2019/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062735780

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内容説明

札付きの非行少年・幸雄の閉ざされた心に、中学教師の千佳は献身的に向き合おうとする。少年の内にあった驚くべき葛藤とは?  そして周囲の心配どおり、13歳の幸雄は千佳にナイフを向けた! 彼はなぜ、人を殺してしまったのか? どの教師も手を焼く非行少年の心を、千佳はこじ開けようとしたが……。少年向けに物語を紡ぎ出してきた著者が世に問う「人を殺めることの重さ」。親も子も読みたい、胸に迫る感動の傑作、心に突き刺さる衝撃作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mmts(マミタス)

63
何十回、読んだのか分からない。とある中学生はグレていた。担任教師は愛情のある態度で接したのに、この少年は担任教師を殺害した。驚くべき殺害動機だった。殺害動機の真相を暴け。詳細は後日。2018/09/24

ゆみねこ

52
少年と犯罪、人を殺すとどうなるのかと言う事実。13歳以下なら、少年院にも送られず、わずかな期間で世間に出てくると言う実態。13年前の犯罪とその遺族の思い。主人公の無垢さを作者は表したかったのだと思いますが、あまりにも無防備過ぎてハラハラさせられました。罪はしっかりと償い、キチンと謝罪の意を伝える、相手の立場でものを考える想像力、それがなければ少年犯罪はなくならないだろうと思います。2015/03/24

みっこ

29
1500冊目!高校生か大学生の時に読んで以来の再読。結末は覚えていました。今読むとさまざまなハラスメント行為や、千佳先生の指導にもモヤモヤしてしまうこと多しですが…。後半の真相解明はやっぱりすごい。ぐいぐい読ませます。少年法ってなんなんだろう、罪を償うってなんなんだろうと考えてしまう一冊です。2023/04/23

うさうさ

22
素行の悪い少年がどんどんエスカレートし、13歳で人を殺すまでを淡々と描いている。後半の動機を告白するくだりで心が大きく揺さぶられた。何と孤独な暗殺者よ。少年法の水面下で何重にも不幸が重なり、少年法が守ったのは加害者なのか、被害者なのか。少年法があるからこそ起きた悲劇ではなかろうか。2019/09/17

ひろゆき

15
うーん 色々切ないなぁ 育つ環境って大切なんだって思いました そして人を愛するって気持ちを思い出させてくれました。。。?(笑)2018/07/23

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