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内容説明
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AIの「こころ」をテーマに、各界の第一人者が人工知能の今と未来について論じる一冊。
「AIに心は宿るのか?」
「そもそも、心とは何なのか?」
「AIが心を持ったとき、世界はどう変わるのか?」
など、私たちが普段感じている素朴な疑問について掘り下げながら、AIの未来像に迫ります。
一般的にAIの本は、AIの専門家によって書かれた本が多いのですが、AIのこころをテーマにした本書では、人とのコミュニケーション、言葉によるコミュニケーションを扱うことになるため、心の専門家の方や言葉の専門家の方にも話をうかがいました。
AI研究だけでなく、いろいろな角度からAIとこころの関係を見ることで、ロボットとAIの今までにないシルエットが見えてくるのではないかと思います。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
禿童子
32
AI専門家(松原、鳥海)、コピーライター(一倉、糸井)、ゲームAI(伊藤、三宅)、ロボットアーチスト(近藤)、精神科医(山登)、脳科学者(中野)という気鋭の9人の識者へのインタビューをゲームクリエーターの森川幸人が編集して、ご丁寧にそれぞれ前説まで書いている。語り口調で読みやすいが、中身は濃い。QアンドA形式ではないが、森川が聞きたいポイントが透けて見える。AIが「こころ」を持つことは可能か?「こころ」を持つとは一体どういうことか?もちろん現時点で誰も答えられない質問だが、重要なヒントが提示されている。2019/07/27
はと麦茶
14
面白かった。「こころ」は関係性の中にあるのか。なるほど~。糸井さんのAIは道具であってほしいという意見に賛成。将来お世話になるかもしれない介護ロボットに「こころ」があると頼みにくいなと思ってしまう。2019/11/25
maimai
11
人工知能が意志を持つ。そんな及びもつかない考えが現実のものになろうとしています。Deep learningは人間に猫という存在を教えることなく猫を認識しました。つまりAIが自律的な学習を行うということ。AIの学習スピードは早く知能面において人類を支配してしまうという意見もありSFの世界に向かっているのではないかと感じました。人類が生み出した文明は利便性をもたらすと同時に用途によっては脅威をもたらすと感じています。人類vsAI.馬鹿みたいな構想が現実になっていくのではないかと感じています。人間ってなんだろう2020/08/13
コービー
3
『AIは心を持てるのか?』ということについて語られています。個人的に面白かったのが「AIは時間の概念を持つのが難しい」という話です。相手から『さっきのあの話だけどさ』と言われてもAIは『さっき?あの話??』となってしまうみたいです。ほかにも『動物には心がない。その一方でAIBOには心のようなものが備わっているのに、私たちは心がない動物の方により親しみを感じる』ということも、確かにそうだなと思いました。ロボットは完璧すぎない方がよいのかも?2020/09/29
らじゅう
3
人間は嘘をつく。サボる。体がある。痛みがある。 糸井重里氏いわく、人間くさいことこそ何かの問題を解決するときの肝心要の本質だったりする。2019/09/29