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内容説明
2019年5月1日、第126代天皇に徳仁親王が即位。憲政史上初めての、先の天皇の生前退位による代替わりである。新天皇のこれまでの道のりは決して平坦なものではなかった。お世継ぎのプレッシャー、今に続く雅子さまの「適応障害」、愛子さまの不登校、先の陛下とのコミュニケーション……。これらの課題に新天皇はどのように向き合ってきたか。間近で見てきた元「番記者」が、印象的なエピソードとともにその素顔に迫る。
目次
第一章 新天皇の素顔
第二章 オランダ静養
第三章 ご結婚
第四章 天皇への道
第五章 山とジョギング
第六章 発言にのぞく思い
第七章 水問題
第八章 皇太子時代の仕事
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
43
皇太子時代、夏場の訪問先で、汗だくになりながらそれをぬぐう素振りも見せなかったそうです。汗をぬぐうことで、具合が悪いのではないかと、周囲に心配をさせないための気配りだったそうです。帝王学を知っているというのはこういうことなのだと思いましたが、国会議員は文字通り外遊していますが、陛下は一挙手一投足が話題になるので、気が休まる暇もないでしょう。静養先で静養なさっていても、夜中でも車の往来がひっきりなしだそうです。国の重要事項の決済は陛下の専権事項なので、静養どころではないということです。頭が下がります。2023/10/04
なにょう
15
よかったです。生い立ちを読んで。イギリスに留学したこと、とても良かったのでは。部屋を与えられて、自分の好きなように使う。自主性が求められる。そろそろ、悠仁親王も青年期に差しかかる。次代の親王はどのように青春期を過ごされるだろうか。★自身の結婚問題、雅子さまの適応障害、愛子さまの不登校。即位後も、コロナ禍、眞子さまの結婚問題、困難は続く。でも徳仁親王が辛抱強く問題に対処してきた姿を、ずっと見てきたから、きっと大丈夫だ。2023/08/27
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
7
新天皇の生い立ちや人柄を新聞記者が紹介している。新天皇の本はどれもそうだが、雅子さんとの結婚に至るエピソードの紹介がやたら多くなるのだが、この本もやはりそうだった。また、新天皇の研究分野である「水」に関する講演の中身の紹介にかなりのスペースが割かれている印象で、少し読むのがしんどかった。明仁上皇夫妻のように、人間性や平和主義というような信念を伺わせるような出来事や、国民との心温まる交流などのエピソードが少なく、あまり感銘を受けるものではなかった。そういう物語は令和の時代に作られていくのかも知れない。2019/12/31
chiemin
3
結婚問題について、別に牛歩しているわけじゃありませんと、お答えになった事、懐かしく思い出した。2019/08/24