朝日新書<br> ルポ「断絶」の日韓 なぜここまで分かり合えないのか

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朝日新書
ルポ「断絶」の日韓 なぜここまで分かり合えないのか

  • 著者名:牧野愛博【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 朝日新聞出版(2019/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022950246

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内容説明

なぜ、日韓関係はここまで絶望的にこじれるのか? 今こそ、韓国の「ハラのうち」を知る必要がある──朝日新聞前ソウル支局長が「戦後最悪」の日韓関係の背景、韓国の「論理と本音」を明らかにし、誰も言っていない解決のヒントを提示。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

17
中小企業経営者との間で、最近「戦後最悪の日韓関係」が話題に上ります。そこで本書と週刊エコノミストの特集「絶望の日韓」を読んでみました。エコノミストによれば「法治の日本と正義の韓国の違い。韓国における日本の相対的重要度の低下」、本書によれば「日本人の朝鮮人への差別的な態度と韓国の反日教育。韓国人の体制への不安や怒りの増嵩」。どれも真実の一端ですが、ではどう考えるか。本書にある後藤田正晴の言葉(この地上に戦争の記憶を持っている人がいるうちは、日本は憲法改正の話を持ち出してはいかん)を重く受け止めたいと思います2019/08/29

kenitirokikuti

9
毎日新聞 2019年9月29日 「今週の本棚 鼎談 東アジアの現在(詳報) 評者・三浦雅士、佐藤優、岡本隆司」 https://mainichi.jp/articles/20190927/org/00m/040/026000c 〈イギリス国民と外国人の間に旧植民地のコモンウェルス(英連邦)国民が存在する。コモンウェルス国民は、奨学金も就労ビザも簡単に取れるなど優遇されている。〉これが旧宗主国の責任感だが、日本のそれは台湾には残ったが、朝鮮へは薄らいだ。〈このことが現在の日韓対立の根っこにある〉2019/10/09

hisa_NAO

5
まえがき、が出色。2019/08/05

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

5
 著者は朝日新聞の前ソウル支局長。韓国で勤務した記者としての視線で、これほどまでにこじれた日韓関係の背景について考察している。  歴代の大統領の政治家としての生い立ちや政治的態度、過去の日本の政治家による韓国に対する対応、両者が秘める本音など、新聞記者だけあって非常によく調べている。  最近の日本の政治家の冷たさと優柔不断な韓国の政治家、彼らのすれ違いなどについての論考を残念な思いを抱きつつ読んだ。韓国の警備当局筋は「韓国の一般市民の大多数は日本が好き」と分析しているという。このこと知り私は少し安堵した。2019/06/30

春菊

3
最近の日韓問題の韓国側主張の概略について述べられていて参考になった。戦後の両国関係について人物名や事件名しか知らなかったことを知ることができた。「文世光事件」はまったく知らないことだった。韓国において親日が肯定的でないならば、現状の冷たい関係は仕方のないことだろう。お互いに自由主義陣営としての必要な付き合いだけをして、冷却期間をおくしかないのではなかろうか。関係改善を急ぐことはないと思う。第一期安倍政権・民主党政権・文在寅政権には、自陣営の理念を現実を無視して当てはめるという共通の特徴があるように感じた。2021/01/31

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