内容説明
自問自答こそ老後の楽しみである──たった4行で道理がわかり、4行で合点がいき、4行で愉快になる。現代の戯絵師が人間と社会を「めくり絵」のようにわずか4行の文章で縦から横から読み解いていく。人生の残り時間を面白がる「哲学」のテキスト、ここに誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki
2
朝霞図書館 何とはなしに書架から引っ張り出したら、ダシモノ=掘り出し物だった。そりゃぁ多少の期待はありましたよ、山藤だもの。老人で何が悪い? たしかに老人ですが何か問題でも? うっせい馬鹿野郎ぉ・・・首肯首肯。逆の見方をすれば、かつて老人と言えば別世界の住人のような別格の存在であったが、昨今は若者が自らを別格の存在として位置付けて周囲からの遮断願望を強訴している。スマホしかりゲームしかりアニメしかりでヤバイヤバイで世を渡る。先行きが霧の中の少女だわ。2024/05/12
Kazuo Ebihara
1
天才画文士山藤章二さんの新作は、 四行に凝縮された絵無しの雑文集。 これは、哲学なのか世間噺なのか。 27文字4行、108文字の世界。 あっ、煩悩か。 2019/06/23