シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略

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シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略

  • 著者名:洞田貫晋一朗【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 翔泳社(2019/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784798160009

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内容説明

2018年美術展覧会「入場者数」1位・2位を達成した秘密がここにある

美術館でインスタグラマーが写真を撮り投稿する「#empty」という試みが普及しています。
日本では、2017年4月森美術館が「N・S・ハルシャ展」ではじめて実施し話題を集めました。
今では様々な日本の美術館でアートのシェアが一般化しつつあります。

森美術館は2018年美術展覧会「入場者数」1位・2位を達成しました。
その背景には、日本の美術館・博物館の中で最大規模のSNSフォロワー数を活用したデジタルマーケティング戦略があります。
本書では、森美術館がこれまで取り組んできた展覧会におけるさまざまなSNSの取り組みを紹介しています。
現代アートにおけるプロモーションの最前線を知っていただきながら、
アートとSNSの相性のこと、多少の失敗談など、楽しみながら読んでもらえる内容になっています。

目次
イントロダクション 「レアンドロ・エルリッヒ展」成功の舞台裏
第1章 「撮影OK」の波がアートを変える
第2章 海外の美術館の最新SNS事情
第3章 森美術館のユニークなSNS運用例
第4章 「森美術館流」インスタ&ツイッター活用術
第5章 テクニックよりはるかに大切なこと

※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

12
森美術館の「中の人」によるSNS活用策。主にInstagramを中心とした発信により、美術館に足を運んでもらうための試行錯誤や大事にしていることを記載。 記憶に残ったポイントは下記。 ・開館情報など基本情報を定期的に発信 ・最初の数行で読むかが決まる。動画も然り。 ・Instagramは画像の統一感を重視 ・会期中は序盤、中盤、終盤と載せる情報を変える ・スタバのように投稿は、値段ではなくサービスのある暮らしを想起させる 他館との連携、#emptyの取組も興味深かった。早速フォローし今後にも注目したい。2020/10/30

山のトンネル

8
★★SNS運用の心構えとtips的なことが学べる本。Twitterに関しては"フロー型"SNSであるという特徴を意識できているかどうかが肝。意外と忘れがち。また、instagramやFacebookといった、それぞれのSNSの特徴を押さえた投稿形式を心がけているかどうかも大事。そして運用者は、「基本情報とは何か?」を問い、"基本"について考る習慣をつくりたいものである。本書から得られた知見を個人に転用する方法については、復習する際に考えたい。2021/02/05

tomosaku

8
同館のSNSは「堅実だな」と思いこそすれ突飛な印象はなく、しかし多くのフォロワーを抱えているのだが、まさに「やるべきことを堅実に」やった結果なのだなぁと分かった。それが如何に難しいかはよく知っている。基本的に地味で地道、トライ&エラーを繰り返すのが広報という仕事だが、その中でSNSに於いても最適解を探る諦めない姿勢が大事だな、と。コンテンツの宝庫である美術館をどのように切り出していくのか、それを考え続ける重要性を思う。/また、森美術館を作った森稔氏の理念が記され、それも良い。2020/10/26

T M

8
非常にスタンダードなことが書いています。共感はできるけど、どちらかというと自分がやっていることは間違ってなかったという確認になりました。SNSを運用しているとどうしてもスキル的なことに囚われることがあります。事業または企業の本来のゴールに合うか否かで、流行りの手法に飛びつかないというのはあらゆる側面で大事。2020/01/02

T66

6
面白かった。正直SNSビジネス活用法あたりは興味なく、美術をシェアすることに興味があって読んでみた。「シェア」は美術館のルーツでもある、は確かに納得。王族や貴族やお金持ちが持っていた、あるいは今でも持ってるものをみんなに見せてくれる。確かにシェアだ!そして、ITを使うと、現物を見に「行く」ことなくみんなに見せられる。口伝が文字になり、手書きが印刷物になり、印刷物が電子書籍になり、みたいな感じだろうか。そしてそうやってシェアされて、それで満足する人もいれば、好きな人は本物を見に行くんだろうな。図書館本2019/10/14

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