内容説明
【日本で見られる貝の生態写真と標本写真を600余種すべてに掲載した画期的な図鑑】
多くの人にとって、貝といえば海のシンボルとしての美しい貝殻、または食材かもしれません。
けれど、日本の近海には11万種ともいわれる多種多様な貝たちが住んでいます。
本書では、本州中部温帯域を中心に、日本の海に生息する600余種をセレクトした「貝の図鑑」です。
主に磯遊びや潮干狩り、スキュバーダイビングなどで観察可能な、海産の巻貝・二枚貝を紹介しています。
この本の最大の特徴は、海中で生きているときの生態写真と、標本となる貝殻写真がほぼすべての種で掲載されていることです。
生きた貝たちの海底での姿や生活をイメージしやすい作りにしました。
なかなか普段は見ることのできない、殻口側や目、触覚などを生きている状態の写真をアップ目でも掲載してるので、同定の際にも使え資料的にも価値があります。
海洋生物としての貝を、より立体的に知ることができる、新しい貝の図鑑です。
目次
はじめに
貝の写真美術館
貝のからだ 各部の名称
各部の用語解説
日本の貝図鑑629種
多板鋼
腹足鋼
掘足鋼
斧足鋼
コラム:浮遊する貝類、深い深度の貝
和名索引/学名索引
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
31
海岸で貝殻を拾って、なんだこれ、と思って。日本近海にいる11万種の貝から、温帯、浅海でみられる貝の生態写真と貝殻の写真を629種掲載。どうやら螺旋がきれいで丸いのが「ツメタガイ」。殻口がオレンジ色の巻貝は「アカニシ」。どれも普通種で、アカニシは食用もあるようです。そのほかこれを機に色々調べる。ハマグリの接合部にある奇妙な部品は靭帯。その前のくぼみは小月面というらしい。知らないことばかり。田舎で岩場でとって食べていた「ダメ」はクボガイ科のよう。巻貝は腹足綱、二枚貝は斧足綱で巻貝の方が圧倒的に種類が多い。2021/02/21
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