内容説明
「父はえらい、男はえらい。だから説明能力がなくてもいい」というバカげた世界は崩壊している。「父権制」の成り立ちを歴史的にひもときながら、組織、女の役割、結婚など、これまで「当たり前」とされてきた在り方が通用しない世界が到来していることを告げる啓蒙の書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
白玉あずき
37
相変わらず脱線多く、枝葉を切り落とせない文章構成が却って読者の理解を妨げる。彼の言説は「行き過ぎた個人主義」を批判する守旧派からは毛嫌いされるだろうなぁ。岩盤組織に安住する権力者は、組織の内部でのみ通用する言葉でしか思考できなくなる。それが白日の下に晒された事案がモリカケ問題やら日大アメフト部、「男 山根」問題云々。そこは痛快だった。しかし組織にたてつく個人は絶対に勝てないという時代は本当に終わるんだろうか。第6章 映画「ゴッドファーザー」のダイアン・キートンの役割分析等は新鮮で面白かった。2020/01/04
小鈴
27
巻末に「あとがき」がない。ほんとに橋本治は亡くなったのだ。これだけ書いてそれでもまだなんで私はこんなことを書いたのかを更にあとがきに書く橋本治は亡くなってしまった。2018年冬季号の連載まで橋本治は橋本治のまま亡くなった。それなのにこの本は尻切とんぼにはなっていない。日本の問題をこんなに鮮やかに分かりやすく、ほんとそうだよねと肚に落ちる文を書く橋本治を亡くした痛みが読み終えて訪れるのだ。2019/05/12
阿部義彦
27
橋本治、日本への絶縁状。モリカケにしろ日本ラグビー協会にしろ、ボクシング連盟にしても、何の原因も追求せずに、辞任します、文句ないだろ!(唯一モリカケに関しては開き直ってます。バカのツートップ、なんだ、こいつでございます。)根本的原因も探らずに誰も責任を取らない。外国人からしても、誰も牢屋に入らないで有耶無耶にして平気な日本はなんなの?って感じで無いですか?イギリス以上の短期間でここまで落ちぶれて何よりも羞恥心の欠けらも無いこいつら!さっさと退場しろ。教育も寺子屋から再出発する位の覚悟が必要です。2019/04/16
Tenouji
21
なんだか、最近、父権制ゾンビのような会社員が増えてきたなぁ、と感じていたので、この本を読んでスッキリw。やっぱり、文化の屋台骨自体が、変わろうとしているのね。政治スキャンダルには全く興味がないけれど、ここまで視点を遡ぼって、そもそも論が出来る人は、普段なかなかいないので、楽しい読書だった。2019/04/14
犬養三千代
10
橋本治節といってもいいような文章。分かりやすいのかそうでないのか??アメコミのヒローは父親がいないから始まる。スターウォーズ、バットマン、スパイダーマン、そしてゴットファーザー。明治維新が女帝を認めていたそれ以前の有り様を変えていきあの戦争えと繋がる。、また、青島幸男から始まったなにもしない知事の変遷も可笑しい。2017年ころの東京都政!安倍さんのスキャンダル。橋本治を失くしたのはほんと惜しい。2020/04/09




