内容説明
東日本大震災から約2年半を経た、ある暑い夏の日、何気なく夫婦で受診した市のがん検診。数週間後に届いた結果は、夫がハガキで妻だけが封書--。テレビ番組ディレクターとして忙しく働く菊地氏と愛妻との4年間に及ぶ闘病が、そこから始まりました。仙台発、感動のフォトダイアリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
56
収めらた写真も装丁もキュートであたかもスタイルブックのよう。しかしこれは紛れもない癌闘病記。ご夫婦の愛情に満ちていて、頁を繰る手も自ずと密やかになる。見ず知らずの私まで泣けてくる。2018/12/21
たまきら
34
自分らしい生活を、お洒落を楽しむ奥様の闘病を旦那さんがつづった、小さいけれど愛に満ちた一冊です。自分らしくがんと闘った友人を思い出して、ちょっと涙ぐみました。旦那さんのことばがやさしいです。2024/07/31
あお
4
奇跡についての旦那さんの考え。いつだって次のドアが見つかる。あきらめなければ。休んでいた主治医の体調を気にするところ。聴覚だけは最後まで残っている。闘病中でもおしゃれでいるのに純粋に驚きます。私は入院中余裕なかったな。闘病記はたくさんありますが、一生心に残る、印象的な本でした。2019/03/06
ぼび
2
5/52024/08/30
うたかた
2
すごく可愛い人。外見も内面も。 ガンは特に知識が武器になる病だから、自分や身近な人がかかる前から読める本を読んでおきたいと思っている。2018/12/26