内容説明
幸福な人生とは何か。生きて死ぬとはどういうことか。半世紀にわたる思索の軌跡がここに集約。言葉が心にしみこんでくる。生きる勇気がわいてくる。闇を照らす名言集! 「人生百年時代」と言われて、戸惑いを感じない人がいるだろうか。これまでの文化、すなわち文学、美術、思想、演劇、その他の知的財産は、すべて「人生五十年」を基準につくられたものである。私たちはこれから地図のない旅、羅針盤のない航海に向けて出発しなければならないのだ。未知の世界に対する心のときめきと同時に、大きな不安を抱えていることも事実である。ここに五十年にわたる自分の文章を集めてみたのは、懐古の感情からではない。きたるべき未知の世界に足を踏みだす前に、おのれの足場を確認しておきたかったからである。(「はじめに」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
158
五木 寛之は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の50年弱書き続けているエッセイ群からの名文集、人生100年時代を見据えた著書でした。釈迦の言葉「犀の角のごとく独り歩め」につきるのかも知れません。2019/04/28
スリカータ
10
五木さんの膨大な著作の中から20のテーマに合った文章を抜き出して紹介した本。ブッダは想像を説いてないとか、死は人生の完結とか、印象的なフレーズがあった。文章の寄せ集めなので、Twitter本を読んでいる気分になった。もっと年老いてから読めば、深い境地を理解できるのだろうか。気になったのは、201ページは金子みすゞさんの有名なイワシの大漁の詩と同じ。どちらが先?それとも偶然?2019/04/18
ayako
4
10年後、20年後に改めて読んでみたい。私には、読むのが少し早すぎたかもしれません。 2019/03/15
神谷孝信
3
様々な視点を与えて貰う参考の書。42019/05/24
こけこ
2
人生とは?死ぬとは?悩みながらも、これからも生きていかなければならない。足元を照らしてくれる言葉たちだと思う。2025/01/10
-
- 電子書籍
- 見る知る考えるずかん 名字ずかん
-
- 電子書籍
- 大切な人を亡くした時【分冊版】2
-
- 電子書籍
- ジャパンタイムズ社説集 2017年下半期
-
- 電子書籍
- 私はピエロ
-
- 電子書籍
- 日本は原子爆弾をつくれるのか