中国「宰相・功臣」18選 - 管仲、張良から王安石まで

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中国「宰相・功臣」18選 - 管仲、張良から王安石まで

  • 著者名:狩野直禎
  • 価格 ¥569(本体¥518)
  • PHP研究所(2019/06発売)
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  • ISBN:9784569669489

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内容説明

中国の歴史が動くとき、皇帝や英雄といったトップの陰には、きまって優れた名宰相・名軍師があった。斉の桓公の中原制覇を助けた伝説の名宰相・管仲。劉邦の天下取りを支えた「漢の三傑」の一人・張良。三国蜀の創業期に参謀・行政・軍事を一手に引き受け、劉備玄徳を補佐した諸葛孔明。東晋元帝に仕え、南朝へ続く政治の基礎を築いた王導。唐末、短い王朝が連続したために五朝・八姓・十一人の皇帝に仕えた馮道。清の西太后から信任を得て、太平天国の乱の平定や洋務運動の推進に尽力した李鴻章……。本書では、春秋時代(紀元前7世紀頃)から清末(20世紀初頭)までの間で、補佐役や参謀役としてとくに知っておきたい人物18人を厳選して紹介。「管鮑の交」「臥薪嘗胆」「三顧の礼」「創業は易く守成は難し」など、故事成語にもなったエピソードを交えながら、その生涯と功績を時代状況との関わりの中でわかりやすく解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

13
題名の通り、中国の歴史に登場する宰相・功臣が紹介されている本です。それぞれの人物のエピソードがコンパクトにまとめられています。興味がある人なら知識を増やす上でいい本だと思います。ただコンパクトすぎて、話が飛びすぎるし、作者の技量がイマイチなのか、あまり楽しくは読めませんでした。勉強がてらにはいいと思います。2012/11/27

Humbaba

6
トップに立つ人間は決断することが求められるが、その決断を促すのは臣下の仕事である。全ての物事に対して目を光らせておくことはできないので、臣下が上手に補う必要がある。その臣下の仕事を言葉にするのは簡単だが、実際に上手に取りまとめるのは決して容易なことではない。2016/06/16

路地裏のオヤジ

2
中国の唐代までに少し偏っているが、名宰相・功臣を選んで功績等を記載している。入門書の位置づけて読むのにいいかも?2021/06/05

BIN

2
中国の歴史で様々な局面で活躍した十八人を書いているが、序文で著者が言うように唐までが多いし、同時代から2人を選出していることもある。内容としては特に活躍した場面を紹介しているもの。小説でもよくとりあげられる人物も多いが、あんまり知らない人物(霍光等)についても興味深く読めた。入門書的な位置づけで読むと良いかも。2011/12/19

韓信

1
管仲から李鴻章まで、中国歴代の名臣の事績を綴った、よくある列伝風読み物。日本人になじみ深い史記に登場する人物や著者の研究対象である魏晋南北朝期の人物が多いという偏りはあるものの、崔浩や方孝孺など、この手の本では珍しい人選がうれしい。魏徴の章など、上奏の翻訳が多いのも地味にありがたい。ただ、対象が多いせいか一人ひとりの紙幅が短く、簡略化しすぎて、一定の知識がない読者にはわかりづらいかもしれない。あと著者の他の一般書もそうだが、一般人向け読み物としては文章が味気なさすぎる。2021/07/04

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