内容説明
1979年に発行された『ソフトウェア・テストの技法』は、「作ったソフトウェアが意図した通りに動き、意図していないことはしないようにするにはどうしたらよいか」という、もっとも根本的な問題を扱っており、四半世紀にわたって読み継がれる、この分野の古典となっている。 第2版では、インターネット時代に合ったソフトウェアの品質を確保するため、第8章を全面的に書き換え、第9章と付録を新たに追加した。
目次
第1章 自己診断テスト 第2章 プログラム・テストの心理学と経済学 第3章 プログラムの検査,ウォークスルー,検討 第4章 テスト・ケースの設計 第5章 モジュール(単体)・テスト 第6章 上級テスト 第7章 デバッグ 第8章 エクストリーム・テスト 第9章 インターネット・アプリケーションのテスト 付録A アプリケーションのエクストリーム・テストの例 付録B 1000より小さな素数
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
14
図書館の新着コーナーで見つけ、第1版を読んだのは何年前だろうかと懐かしくなって手に取りました。第1版が1980年、第2版が2006年発行、第1版はマイヤーの単著ですが、第2版は、追加された3名の著者で改訂作業をしたようです。監訳が長尾真先生というのも驚きでした。テストに関する基本的な考え方は、変わっていないと痛感しました。XP、Webプログラミングの章が追加され、現在でもほとんど全領域をカバーしています。ソフトウェア開発に関わる人は一度は読むべき古典・名著の1冊かと思います。2016/11/28
明るいくよくよ人
0
現在のソフトテストの原典ともいえる名著ですね。2017/05/15
tcut
0
示唆に富んでいてためになった。2章以降は技法の詳細になるので理解が及ばないところがあるが、1,2章を読むだけでもソフトウェアのテストに臨む考え方のエッセンスが詰まったよい本だと思う。2012/03/26
ずんこ
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一部訳が怪しいとこはありますが…古典の良書には間違いないです。2010/07/20
james
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最近の開発はライブラリやフレームワークを使うことが多く、高速開発&高速リリースの流れもあり、テスト工数の削減だけでなく、テストに対する興味を持ったり理解する機会が削減されたとも考えられる。この本は初版が1979年、第二版が2006年に出版されたものであるが、テストの本質は当時と全く変わっていない。限界値分析や非機能部分のテストの観点といった具体的な手法の説明だけでなく、プログラマの心理を踏まえた管理や心構えなど、テストに関する基本の全てが詰まっていると思う。2020/01/29