ハヤカワ・ミステリ<br> 死者の国

個数:1
紙書籍版価格
¥3,300
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価
  • ポイントキャンペーン

ハヤカワ・ミステリ
死者の国

  • ISBN:9784150019440

ファイル: /

内容説明

パリの路地裏でストリッパーの連続猟奇殺人が起こる。被害者は二人とも同じ方法で殺されており、また、ともに元服役囚の画家ソビエスキと恋人関係であった。パリ警視庁警視のコルソはソビエスキを追い詰めるが、捜査が進むにつれ、自分自身の抱える闇をのぞき込むことになる……フレンチ・サスペンスの巨匠による最新刊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

140
さすが『あの女、アレックス』を書いた国の作家。女に容赦ない。ありえないだろう、と思いつつ、手がとまらず。ナイフやガラスによって身体を傷つけるSMで本当に快楽が得られるものなのか???だが、それはこの作品の個性ととらえることにしよう。2019/10/16

nuit@積読消化中

103
この手の猟奇殺人ものは読み慣れているものの、そこに奔放なエロやら緊縛やらハードSMなどが入ってくると一気に読み進めるのも食傷気味になりましたが、結果、先が気になり徹夜で読んでしまいました。主人公コルソ同様に最後の最後まで犯人には振り回されてしまいましたよ。しかし、分厚かった…。正直、ポケミスのような縦長判型に3.5cm超えは、握力の弱い私にはかなりキツい(泣)。未読の「クリムゾン・リバー」は文庫なので手には安心して読めそうです(笑)。2020/03/04

Panzer Leader

75
パリで起きた連続猟奇殺人事件、警視庁の捜査官コルソ率いる犯罪捜査部チームが捜査に当たる。このコルソ自他ともに腕利きとされているがまったく使えない。思い込みと直感のみで突き進み、事情聴取だけの相手に過剰な暴力を用い、チームプレイは考慮せず重要な事実は隠し、部下の言うことを聞かず、挙句の果て事件を起こしていておいて隠蔽。しかもこの小説長い、無駄に思えるほど長い。もう途中で真相はどうでもいいから早く終わってくれと思いながらも意地で最後まで読み通す。ラスト近く後出しみたいな真相が次々と提示されるがフーンてな感じ。2020/05/10

キムチ

66
レンガ本という単語を知り納得。ずっしり・・さてどう読もうかというのは一瞬の危惧。べらぼーにオモロイ・・すらすらすいすい読み終える。猟奇極まりなく、逐一場面を浮かべていたら展開には付いて行けないから水上ジェットの如く読むテク。エミリアと言い、クロ―ディアと言いグンバツ美女。もうスクリーンを見入る心境。あれよあれよというどんでん返しが終わりなく続く。現代のゴシックホラー、それって心の闇を覗くそれって?・・死者の国までのメンタルツァーとでもいうのだろうか。ゴヤの3点の贋作をキーワードにして引っ張り切ったのも見事2019/12/01

ゆかーん

57
2段組による700頁以上の超大作!ようやく読み終えました!これは、コルソ刑事が猟奇殺人事件の犯人を追いかけ奮闘するミステリー。犯人は画家のソビエスキだと狙いを定めますが、なかなか物的証拠が掴めない…。やっと証拠を見つけても、思惑とかけ離れた展開が次々に襲いかかり、気づけば予想のつかない展開へ話が進みます。そして、最後に待ち受ける驚愕の真実に仰天!まさか、そう来るかと言わざる終えない、蛙の子は蛙なのか、鳶が鷹を産むのか…。子は親を選べないけれど、血縁に縛られずに堂々と生きてほしいと願いたくなるラストでした。2021/09/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13792860
  • ご注意事項

最近チェックした商品