内容説明
大手ビール会社でCM製作に携わり異例の出世をした出水英一は、仕事に疑問を持ち半年ほど前に故郷のひがた町役場に転職してきた。その頃、町の海岸で謎の生物を見たという情報が多く寄せられ、メディアでも取りあげられるようになる。すると、町長を先頭に、この生き物で町おこしをしようというプロジェクトが持ち上がった。商工観光課の一員として、出水は同行取材をするフリーライター・白銀力也を従え着々と計画を進めていくのだが……。
※本電子書籍は2012年1月に小学館文庫より刊行された『海獣ダンス』を改題し、加筆訂正を加えたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
151
町を興そうとする役所のお仕事小説。英一の闇の心の声もあって、普通の社会人なんだなと思うし、終盤のドタバタ劇も引きこまれまし、面白いと言えば面白いけどね。ラストはあっけない。そして、なんと言っても最初でネタバレ…。これはいかんだろ(怒)あのネタバレがなければ、もっとハマって面白く読めたなあと思う。2020/04/16
相田うえお
108
★★★☆☆ 読友さんのレビュー読んでたら読了してたのを思い出しました。ありがとうございます。間違って再入手しないように登録させて頂きました。
えりまき
16
2021(159)表紙に惹かれて思わず手に取りました。生ビール&カキ、サイコー!ジョッキのマークはヒガメリちゃん。笑。町の海岸に現れた謎の大型海洋生物を町おこしに活用。元ヤンの町長と、前職でガッツビールのヒットコマーシャルを生み出した出水さんが奮闘します。大型海洋生物の正体が分かった時の混乱ぶりにハラハラしたけど、最後丸く収まって良かったです。 2021/07/10
myu-myu
6
おもしろかったのだけれど。最後に英一がもっと成長していてほしかったな。2020/06/06
蕭白
6
意外なエンディングでしたが、楽しい時間が過ごせました。2018/07/08