内容説明
かけがえのない人との心温まる最上のとき。永遠のヒーロー「ナガシマシゲオ」への熱き想いと、今だからこそ明かせるエピソード。忘れられない一言を残し、若くして亡くなったバンドの仲間。27時間テレビで話題沸騰となった新幹線の車掌さん……。人は来たり人は去る。旅先や仕事で出会い、最上のひとときを過ごした人たちとの思い出を綴ったエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マシンガン
4
さだのエッセイ。噺家のまくら集のようなものだと云えば分り易いか。これまでに出会った人々のひととなりや迎合のエピソードを面白可笑しく、そして敬愛を込めて紹介している。エラいヒトの話は鼻についたりもするが、市井の人との正味の交わりは胸を打つ。オフの時間にサラッと読むのに丁度いい一冊。2015/04/30
茶利
2
確かに自慢話なのかもしれませんが、出会いを大事にする人柄が滲み出ていて、うらやましいです。出会った人達も、なんて素晴らしいのでしょう。他の本も読みたくなりました。2016/04/20
ピップ
2
さだまさしの出会いのエッセイ集。出会いはすべての人にあるけれど、さだまさしは大物だけに出会いのスケールもデカい!冒頭に「自慢話」だと書いてあるけど、まさにその通りだった。2015/02/19
ファンファン
2
さだまさしテースト満載の本だった。今の小説のベースになってるんじゃないでしょうか。。。2012/10/29
太田康裕
1
10年ぶりに再読。ふと冒頭に置かれた「さらばミヤモト・マンタロウ」を読みたくなって、そのまま1冊読んだ。作中でも触れられるが、なるほどさだは挽歌の名手だと改めて思う。もう会うことのない人や心、そこを思う文章が実に印象的で、この本が好きなのだ2016/03/24