講談社文庫<br> 双蛇密室

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講談社文庫
双蛇密室

  • 著者名:早坂吝【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 講談社(2019/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065156124

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内容説明

本邦初トリックに唖然! 「蛇の悪夢」は「地と天の密室」に関わりが?ミステリランキングを賑わす「らいちシリーズ」最強作! 援交する名探偵・上木らいちの「お客様」藍川刑事は「二匹の蛇」の夢を事あるごとに見続けてきた。幼い時に自宅で二匹の蛇に襲われたのが原因のようだが、その裏に藍川の両親が関わった二つの密室事件が隠されていた。らいちが突き止めた前代未聞の真相とは? 「本格」と「エロ」を絶妙に融合した人気シリーズ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

153
シリーズ4作目、もはやらいちの相棒と化した藍川刑事。そんな彼の夢に纏わる話から物語は始まり、彼の出生に隠された秘密に焦点を当てて事件は動き出す。『双蛇密室』の表題通りで、本作のキーワードは「蛇」と「密室」相変わらずの早坂ワールドでその巧みなトリックと真相解明に至るプロセスには改めて言う言葉は見つからない。と、言うかなんと表現していいか分からない。とにかく「ぶっ飛んでる!!」の一言で充分。次作『メーラーデーモンの戦慄』の文庫化が待ち遠しい限りである。2021/01/16

へくとぱすかる

73
たしかに前代未聞。このトリックを成立させるために、物語のディテール全部を奉仕させたと言ってもいいのでは。例のタイトル当て長篇と同じく、著者にとっては、エロスは装飾ではなく不可欠な要素。読み終わってまず感服。らいちと藍川刑事のシリーズだが、まさか最終回では、と勘違いしてしまった。何しろ背景が深い。ここまで過去にさかのぼって、からみあう世界を描くのだから。だからこのラストからどう続けるのかが不思議。でもこの作品のトリックを考えつくほどの著者だから、そのあたりはお手のものなのだろう。2020/09/02

ひろゴン

50
【18歳未満閲覧禁止!】★★★★☆職業:娼婦、趣味:名探偵の女子高生、上木らいち。いつも通り仕事に励んだ後、常連客である藍川刑事から難事件に関する相談を受ける。それは「二匹の蛇」が鍵となる密室殺人事件を調べて欲しいとのことだった……。もうね、早坂さんはぶっ飛んでます😂ぶっ飛びすぎてます!😆主人公が突然「○○○○したかった」って、唐突すぎて吹き出しました🤣犯人の恐ろしい罠にかかる場面や肝心のトリックも真面目にぶっ飛ぶので、まぁ素晴らしい!!😁だから、このシリーズは止められません!お勧めです!!😁2021/02/21

きっしぃ

44
援交探偵らいちシリーズ4作目。らいちのお客である刑事の藍川は、幼い頃から二匹の蛇に襲われる夢を見る。彼の出生にかかわる秘密、過去の事件を追う。密室ということで、本格ミステリー要素もあるものの、トリックはやっぱりエロ、下ネタが欠かせない…。これは面白いと言っていいものか悩むな💦とりあえず、続きも読むのは間違いない(笑)2019/08/16

さばかん

43
途中まではなんか平凡だなぁと思っていたら、とんでもないオチで唖然としてしまった。      さすが早坂吝。唯一にして無二の小説家である。2019/06/30

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