講談社学術文庫<br> ビールの教科書

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講談社学術文庫
ビールの教科書

  • 著者名:青井博幸【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2019/06発売)
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  • ISBN:9784065159521

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内容説明

麦芽やホップの役割とは? エールにラガー、ピルスナー。ドイツにチェコ、ベルギー、日本……それぞれどこが違う? 「生ビール」は何が「生」か? 「キレ」「コク」の正体は? そして何より、おいしく飲むためには――。自ら醸造会社を率いていた著者が、「一回きりのビール人生を楽しんでもらいたい」と起源、歴史、製法、見分け方、飲み方を余すところなく指南。この一杯のために生きている人すべてに捧げます。

目次

第一章 ビールの歴史
1 ビールの起源
2 ヨーロッパでのビールの興り
3 ホップにまつわるビールの歴史
4 ラガーにまつわるビールの歴史
5 産業革命にまつわるビールの歴史~英国編
6 産業革命にまつわるビールの歴史~ドイツ・チェコ編

第二章 ビールの造り方
1 製麦・焙燥
2 仕込み――糖化とホップ投入
3 発酵によるアルコール生成
4 熟成(二次発酵)
5 濾過と「生」
6 低温殺菌

第三章 ビールの原材料
1 麦芽(モルト)
2 ホップの重要性
3 日本での副原料の使われ方
4 酵母――ラガーとエールの分かれ目
5 水の良し悪し

第四章 ビールのスタイル
1 ドイツのビール
2 チェコのビール
3 イギリスのビール
4 ベルギーのビール
5 オーストリアのビール

第五章 ビールの鑑定
1 ビールの鑑定方法――品評会によって異なる審査基準
2 ビールの分析的評価方法
3 ビールの官能的評価方法

第六章 日本のビール
1 日本のビール創生期
2 大がかりな規制
3 大手寡占業界の商品特性
4 マイクロ・ブルワリーの登場

演習問題とその解答

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nnpusnsn1945

48
語り口が面白く、ビールについての新たな発見も得られる。ドイツは水、大麦、ホップから作られたものしかビールとして認めないようだ。逆にベルギーは緩く、果物を使用したジュースに近いテイストの物もあるらしい。清貧であるはずの修道院が作ったトラピストビールなるものもあり、院ごとに商標権があるが、著者の神に免じて許してあげよう的な一節は笑ってしまった。まあ、日本も神仏習合で寺が酒造りに貢献しているので似た物だろうか。2021/09/06

SAT(M)

19
身近過ぎる故、今まで詳しく知ろうとしてなかった…。ごめんなさい。と、ビールに謝りたくなる一冊です。歴史から製法、世界のビールの種類や税制に至るまで、ビールに関する知識が全般的に収められています。諸々の(大人の)事情により、日本の大手メーカーのビールは無個性で画一的になっており、本来、ビールの世界はもっと裾野が広いようです。得た知識を誰かに話したくなる本ではありますが「薀蓄はタレ流すものではありません。今目の前にある一杯を楽しみなさい」という筆者のスタンスに目から鱗。“大人”とはかくあるべきなんですよね…。2019/07/20

スプリント

11
漫然とビールを飲んでいてエールとラガーの違いくらいしか知らなかったので勉強になりました。2019/08/14

Satoshi Hara

6
最高に面白かった。今までクラフトビール好きを宣言していたけどビールのこと全然わかっていなかったのだと痛感した。ビールの歴史からビール造りの材料から工程、世界のビールの違い、ビール品評会の中身、日本のビール事情に至るまで、これ一冊で理解できます。日本の酒税が桁違いに高いことや日本の大手メーカーのビールなど残念に感じたが、著者は否定することなく建設的に物申しているところも好感を持てる。全体を通じて著者のビールに対する愛に溢れており、出会えて良かった。ビール好きは必読です。2022/10/26

esop

6
アルコール発酵というのは、酵母が糖類を食べて、アルコールと炭酸ガスに分解する工程である/ポップがビール造りに果たす主な役割:苦味を与える、香りを与える、泡持ちを良くする、殺菌作用を与える/一般的に、硬度の高い水は味わい系、軟水はすっきり系のビールに向いている/ビールの味は飲む人が決める2022/04/09

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