小学館文庫キャラブン!<br> 獣の牢番 妖怪科學研究所

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小学館文庫キャラブン!
獣の牢番 妖怪科學研究所

  • 著者名:久我有加【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 特価 ¥492(本体¥448)
  • 小学館(2019/06発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094066531

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内容説明

それは迷信だ!――明治あやかし事件解明録。

明治時代、大阪。会社が倒産して失業し、手持ちの金も尽きて町をさまよっていた峯北修は、小さなビルの扉に掲げられた「妖怪科學研究所」の看板と所員募集の貼り紙を見つける。怪しげな名だが採用してくれるならありがたい。扉を開いた修は、大量の本の間で不機嫌そうに座る男――所長の八尋に対面する。八尋によるとこの研究所は、不可思議な事件を科学的に説明することで依頼人の問題を解決するらしい。迷信嫌いの修は八尋に共感、ここで働くことを決める。
 八尋の友人で小説家の飯窪恭之介とも出会い、研究所に馴染んできた頃、修は一人の青年の相談を受ける。青年の父が村長を務める村で、立て続けに人が行方不明になるが、村人たちは妖怪「ゆらさま」の仕業だとして行方不明者を捜そうとしないらしい。八尋と修、なぜか同行することになった飯窪の三人は、「ゆらさま」の事件の真相を探るため、村へと向かうが……。
「妖怪など迷信だ!」と断じる所長の八尋。迷信を憎む修。妖怪の小説を執筆する飯窪。欧化の波に逆らうように、いまだ人々の心を恐怖させる「妖怪」の正体とは――? 大人気BL作家が初めて挑む、明治あやかし事件解明録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

50
フロイト2巻目を読んでいたが、ちょっと息抜きにBL本でもと。あやかし系BL本かと思えば文明開化がまだ田舎には到達していない日露戦争の頃のお話でした。迷信・・今でもまだ迷信ってありますよね。人が都合が悪くなると使う言葉。先程ネットニュースで東尋坊に人を落としたという少年7人の残虐性が掲載されていました。今だからこそ平和な日本ですが、戦争の悲惨さを知らないからゲームのように子供のみならず成人までもがアオリ運転や殺人・DVに走るのでしょうか。戦争を煽るようなマスコミにも問題があるでしょうが。で、?獣の牢番って?2019/12/17

しましまこ

17
BL以外も楽しいじゃないか。続いて欲しいな。2019/07/01

Yuri

12
妖怪、と言う響に惹かれて。舞台は明治の世。妖怪科學研究所所長は無愛想なイケメン。助手として働くことになった主人公。所長の友人は華族のお家柄で天衣無縫。…似た設定、どこかで…。タイトルが短編っぽいのも気になりますが、面白かったです。2023/09/13

にゃうぴょん

11
迷信や妖怪の世界に行くと思いきや、論理的に解決する方でした。2019/10/01

高尾治

8
面白かったー!明治40年代の大阪を舞台に、怪奇事件を科学的に解決するという研究所で働く男たちのお話。骨子がしっかりしてるからノンストレスで読み易い。いわゆるキャラ文芸、ラノベ感が苦手なので、平易な文体でしっかり読ませるストーリーだとほんとに嬉しくなります。BL作家さんの一般文芸は個人的にあたりはずれ大きいけどこれは良かったな〜。続きも出ないかな。ニアBL要素を押し出さないとこもポイント高いです。2020/10/17

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