小学館文庫<br> ブルーアウト

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小学館文庫
ブルーアウト

  • 著者名:鈴木光司【著】
  • 価格 ¥869(本体¥790)
  • 小学館(2019/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094066470

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内容説明

エルトゥールル号遭難に着想を得た海洋小説。

和歌山県串本町のダイビングショップでガイドとして働く高畑水輝。そのもとを偶然訪れたトルコ人青年ギュスカン。彼の目的はいまから125年前、祖先ムスタファを乗せた軍艦「エルトゥールル号」の遭難現場に潜り、「あるもの」を捜すことにあった。バディとして潜る水輝が一瞬目を離した隙に突然視界から消えたギュスカン・・・。1世紀の時を経て、日本とトルコの時空を超えて絡み合うふたりの宿命。それは偶然なのか、必然なのか。1890年に起きた「エルトゥールル号遭難事故」に着想を得て、書き下ろした生命の根源を問う渾身の長編海洋小説。待望の文庫化。「生と死が交錯するスリリングな物語」
(朝宮運河氏「解説」より)

<エルトゥールル号の遭難事故とは>
1890年9月、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦「エルトゥールル号」は帰国の途中、和歌山県串本沖で台風に遭遇、遭難し、500名を超える犠牲者を出した。この未曾有の大惨事の中、地元住民たちの献身的な救助活動により、69名の乗組員が奇跡的に母国トルコに生還した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

55
和歌山県串本の沖合で遭難したトルコ海軍の軍艦エルトゥールル号の2人の乗務員を中心にした話と、2015年6月の串本を舞台にした話が、交互に描かれていく。現代のパートでは、エルトゥールル号の生存者たちをもてなし沈没船の捜索を間近に見た姉弟の子孫である水輝とエルトゥールル号の生存者の子孫ギュスカンとの出会い、事故一歩手前までいったダイビング中の出来事が描かれているが、そこに親子関係の問題も絡めている。親子関係と海難事故が同レベルだとは思わないが、冷静な目を持つことのなんと難しいことか。2023/07/14

akio

43
エルトゥールル号を題材にしたオリジナル小説。全体的に盛り込みすぎて色んな設定が不発に終わったような感じはします。その設定もっと膨らませてよ、とか、もっと伏線張っといてよ、とか。辛口ごめんなさい。盛り上げて欲しい一念です。とはいえ、台風に翻弄される船のシーンは迫力があり、いくつかのエピソードやシーンに作者の渾身の思いも感じました。何より「リング」「らせん」以降距離を取り気味だったので、作者のこの路線は嬉しかったです。久しぶりに「楽園」引っ張りだすか悩み中です。2019/09/03

かおりんご

33
小説。頂き物。鈴木光司さんの作品は、ホラーしか読んだことがなかったので、とても新鮮に感じました。トルコの軍艦エルトゥールル号の遭難事故をもとにして描かれた海洋小説。家族愛、受け継がれる家族の歴史などがテーマ。主人公の水輝がダイビング中に出会すトラブルは、自分も海の中に取り残された気持ちになり、読んでいてハラハラドキドキしました。だから、海って怖い。映画化されたら面白そう。2020/02/24

金吾

15
過去と未来を繋ぎつつ、海の怖さと諦めないことについてわからせてくれました。テンポがよくいい作品だと感じました。明治期の日本人の崇高さも感じました。著者のホラー以外の作品は初めてですが、読んで良かったです。2020/10/12

soriiieee

13
友達に紹介されて読んだけど、これは当たりだ。トルコと日本。親日の背景にある遭難事件を題材に、過去と今を行き来する物語。水輝と父親の関係、アフメッドの思い。常に、海という危険な状況で求められる「平常心」と「決断力」・・・。小説でもあり、自己啓発にもなる本でもあり。そんな稀有な本に出会えた。2021/08/01

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