小学館文庫<br> 十津川警部シリーズ 一九四四年の大震災――東海道本線、生死の境

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小学館文庫
十津川警部シリーズ 一九四四年の大震災――東海道本線、生死の境

  • 著者名:西村京太郎【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 小学館(2019/06発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784094066432

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内容説明

太平洋戦争の悪行が70年後に暴かれる!

 浜名湖の湖岸にある「フジタ浜名湖地震津波研究所」のビルが炎上し、そこから男の焼死体が発見された。男は、主宰者の藤田武。妻の美里には、何のために武が死んだのか分かっていた。
 時代は一気にさかのぼり、太平洋戦争の末期。武の祖父徳之助は、「フジタ地震津波研究所」をつくり、息子の健太郎とともに研究をしていた。
 米軍による日本本土への空襲が勢いを増す中、敗色濃い戦時下に政府、軍部が国民に強いたものは、言論統制、報道管制だった。その圧制下にあって大地震・津波の襲来を予知し、警鐘を鳴らそうとしたのが藤田親子だった。
 ついに、1944年12月7日に大地震が東海地方を襲った。後に言われる昭和東南海地震である。これが次の大地震を誘発すると警告する藤田親子を、当局は拘留し迫害した。そして、翌年1月13日には三河地震が起こったのだった。しかしながら、徳之助は鉱山に、健太郎は沖縄戦線に送り込まれ、徳之助は行方不明に。それを命令したのが、川崎憲兵隊長だった。
 戦争での悪行を暴くために、戦後、藤田健太郎と武は、それぞれの時代に動き始めた――。

※この作品は、『一九四四年の大震災――東海道本線、生死の境』(単行本版)の文庫版となります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

5
地元が舞台だったので、つい。 「十津川警部シリーズ」と銘打っているが、最後まで戦時中が舞台。ミステリともまた雰囲気が異なるが、やはり、戦争をテーマに書き続ける作家さんだけに、読みごたえがあった。小学生の頃、この地震の事と、戦争によって周知されなかったことを知った。戦争の何たるかを、当時の自分がどれほど現実的に認識できたかはもう覚えていないが、関東大震災に匹敵する大地震が、軍部の思惑で、かき消されることに驚いた覚えはある。2019/07/03

るつ

1
私の祖母も東南海地震の被災者で、地震と津波でどんなに大変だったかを話してくれたことがあるが、あまりにも歴史的に抹消されているため、かなり大袈裟に言っているのではないかと疑ったこともあった。戦時下の特殊な状況のなかで、事実が報道されず、自由に意見を言うことも許されなかったため、無かったことにされてしまった震災。重いテーマだった。十津川警部はほぼ出てこないに等しい。2022/05/11

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