SB新書<br> がん外科医の本音

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SB新書
がん外科医の本音

  • 著者名:中山祐次郎【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • SBクリエイティブ(2019/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784815602475

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内容説明

「がんとは何か?」
「本当に効く治療とは?」
遠慮も忖度も一切なし。
これまでなかった、「がん」患者とその家族のための1冊!

「患者とその家族のためにリスク覚悟でお伝えします。」
日本人の2人に1人が罹るといわれる「がん」。
著名人や身内ががんに罹ったニュースは、私たちを心理的に揺さぶります。インターネットには情報が錯綜し、健康書の棚には極論めいたものが並ぶ。
真偽不明な情報や俗説があふれる中で、不安ばかりが募ります。
私たちは、いったい何を頼ればいいのか。
本書は「主治医に聞きたくても聞けない」本音をリスク覚悟で明かしてきた著者が、今度は「がん」をテーマにすべて明かします。
「抗がん剤は効くの?」「放置してもよい?」「がんを切りたがるって本当?」「がん検診のデメリットは?」など…。
身内の人が告知されたら、真っ先に読んでほしい1冊です。

「正直なところ、この章を書くといくつかの業界を敵に回すことになります。訴訟など法的リスクがありますので、私は弁護士にも相談しています。それくらいのリスクを承知の上で書いています。このような敏感な話題を書くときに大切なのは、「書き手の中立性」です。私は出版社・テレビ局などのメディア以外の企業とはいまのところ仕事をしていません。ですから、私は気兼ねなく「読者の皆さんの利益を最大化する」内容を書くことが出来るのです。「本音」の名に負けぬよう、遠慮なしで書いていきます。(本文より抜粋)」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

118
日本人の約半数が癌と診断され、約3人に1人が癌で死ぬ時代、私たちはこの病気とどう向きあってゆくべきなのか。本書は現役専門医が、癌治療の最前線から死生観までつぶさに網羅した労作だ。中山氏は、一般向けの医療書と同時に小説も手掛けるだけあって、奇をてらうことなく、誠実に、ありのままを分かり易く語ってくださる方なので、非情に好感が持てる。確かにこれといって目新しいことが書かれているわけではないが、患者の心に寄り添う優しさが暖かい。巷に溢れかえるキャッチーで扇情的なトンデモ本とは一線を画す良書といっていいだろう。2020/01/23

ぶち

90
医療小説『泣くな研修医』で小説ではありながら実際の医療現場での現実や葛藤を正直に語っていると感じ、この著者は医者として信頼できると思いました。その後、エッセイ『医者の本音』で、まさに医者や病院の本音を赤裸々に書いてくれて、ますます信頼するようになりました。そんな著者が「がんとは何か?」「ほんとうに効く治療とは?」「抗がん剤は効くの?」「がん検診のデメリットは?」など…"がん"について説いてくれました。日本人の2人に1人が罹るといわれる"がん"です。がんと告知されたら、まずこの本に頼ろうと思います。2024/07/08

五右衛門

74
読了。先日来より医療系の話を読んでいます。でこの作家さんの著書を読み本書にも手を出しました。がんとは?罹ってしまったら?ずっと気になっていました。身内が、がんに罹り本当に自分も死にたくなったので…けれど何かの原因で人間は100%死にます。その原因が、がんという病気。なんだそうなんだと割とすんなり入ってきました。読後より一層罹患した身内に寄り添っていきたいと深く思いました。一度きりの人生ですもんね。下ばかり向いていても駄目ですよ~。励まされたような気がしました。2021/02/06

あかは

63
これはがんになる前に、または、近しい人ががんになる前に読んだ方がいいんじゃないかなー。確かに本音なんだろうなぁ、とは思いますが、なってしまってからでは個別性があるため、こうすればいいということが書いてあるわけではないかな?あ、でも、トンデモ本とか健康番組とかのところはやっぱりな……と思った。でも、読んで損はないし、読みごたえがあります。興味のある人にはオススメです。2019/10/31

ぶんこ

57
ひらがなの「がん」は、がんの全てをあらわし、漢字の「癌」は3種類のがんを指すとのこと。がん全般を知りたかったらひらがなの「がん」で検索するのが良さそうです。他に参考になったのは「がんに効くという情報の見分け方。本当に効いたら、世界が大騒ぎになっているはず」本当にそう!巷で「痩せる」とうたう商法。本当に健康に痩せる薬だったら、世界中に太った人はいないはず・・と私も思っていました。この本を書くにあたって、考えうる限りの検証をおこなったようで、とても誠実。こんな医師の患者になりたい。2024/06/05

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