SB新書<br> 定年をどう生きるか

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SB新書
定年をどう生きるか

  • 著者名:岸見一郎【著】
  • 価格 ¥913(本体¥830)
  • SBクリエイティブ(2019/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797399974

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内容説明

アドラー心理学が教える
よりよく生きるための幸福論

会社員ならいつかは経験する定年。お金や健康といった不安は、もちろんあるが、その問題の本質は対人関係の変化にある。慣れ親しんだ職場を離れ、自分と仕事や家族、社会との関係を再定義し、いかに貢献感を持ち、新たな人生を充実させるか。アドラーをはじめ、プラトン、マルクス・アウレリウス、三木清……哲学者が教える幸福で「ある」ために必要なこととは。

平均寿命が伸びることで、老いについてのイメージは変わってきている。
だからこそ定年をどう迎えるか、定年後をどう生きるかが、多くの人にとっての関心事となっている。
「定年後に何か仕事以外の生きがいをみつけなくてはいけない」、そんな焦りを感じている方も多いと聞くが、
そういった焦りは、「人の価値を「生産性」におくことをやめられない」というところからきているのである。
本書はそれを克服し、定年に対する恐れを乗り越え、慣れ親しんだ職場から離れても、自分に価値があると思える。
そんな勇気を読者に与える一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

48
「嫌われる勇気」にガツンとやられた身としては「はたして岸見アドラー心理学は定年をどう語るんだろう?」とすごく気になったので、読んでみた。「定年について考えるということは、結局生きることについて考えるということである」「人間の価値は生産性にではなく、生きることにある」岸見アドラー心理学の言葉は相変わらずで、ガツンガツンと心を叩いてきます。2021/08/29

SOHSA

26
《図書館本》間もなく定年を迎える私自身にとっては身に迫る問題だが、本書は心理学の見地から定年をどのように捉えるか考えるべきかを丁寧に解説してくれている。未来の心配をせず過去を悔やまず、今ここを大切に生きること、それが肝要と著者は述べるが、おお、それってなんか仏教的ではないか!はからずも本書で心理学と仏教思想の邂逅が垣間見えたようで嬉しい。様々な物事はやはり不思議と繋がっている。2021/01/11

団塊シニア

22
人間の価値はなにかを達成しないと成功でなく生きるということ、会社に行かなくても生きているということ自体が働いてることと考えればいいという作者の言葉には納得できる。2019/06/26

koji

16
ラスト、岸見さんは、結局定年を考えることは生きることを考えることと語り、次のように結びます。後悔することも不安になることもなく、今日という日を丁寧に生きることが、今私たちにできること。ここで2年前に亡くなった父の定年後を思い出しました。60歳で退職し故郷に戻り家を建て28年間母と二人、年金だけで暮らし、その間山登り等趣味を広げ、地域の自治会活動に全身全霊をかけました。又生前私達に迷惑をかけることはありませんでした。まさに岸見さんが言う他者貢献の生き方です。こんな身近な所にお手本を見つけられたのが収穫でした2020/10/05

さく

7
嫌われる勇気の著者 所々にアドラー心理学がベースになっているお話が出てくる2021/03/25

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