中公文庫<br> レギオニス 秀吉の躍進

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中公文庫
レギオニス 秀吉の躍進

  • 著者名:仁木英之【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 中央公論新社(2019/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122067257

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内容説明

織田家の軍団長(レガトゥス・レギオニス)で、最後に生き残るのは誰だ?
畿内の広範囲を勢力下に置く三好三人衆を降し、足利義昭を奉じて京に入った信長。主に上洛戦の先鋒を命じられるなど、その信頼を取り戻しつつある柴田権六勝家は、家中での存在感を増していく。だが、「天下布武」に邁進する信長に付き従う勝家らの前に、北近江の浅井長政、越前の朝倉義景、越後の上杉謙信、石山本願寺、一向一揆など、多くの敵が立ちはだかるのであった――。
武将たちの出世争いを描き、働くすべての人が感涙必至の大好評戦国絵巻、第三弾。「戦国の家は、まるで現代の会社だ!」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

61
秀吉を認めるにはやぶさかない権六勝家だったが、それが上から目線だったことが、大きな亀裂を招いてしまう。織田家の家中の話は面白い。2019/08/30

如水

36
革新派VS守旧派が加速!!的な3巻。話は信長上洛後から勝家大失態一歩手前😅つまりは『信長包囲網』時を中心に話が進みます。革新派の織田家の中でも守旧派の勝家。膨大して行く織田家に戸惑いながら仕事は実直にこなして行く様子が描かれているのですが…『下社村の勝家』感から脱却出来ない💦題材の『秀吉の躍進』通り秀吉と見比べて、と言う記載が多く其処に新旧体制の在り方が重ねられている様な感じがします。信長にずっと引け目を感じている勝家ってのも…後、長秀がめちゃ優秀😆勝家、大和で奉行してたのは知らなかった🧐2020/09/13

onasu

17
下社の権六(柴田勝家)を追った三巻目は、信長による足利義昭を奉じての入京から、伊勢長島、叡山、浅井、朝倉攻めを経て越前を任され、上杉攻めに際して秀吉が無断で陣払いするところまで。  信長の版図の拡大に伴い、新領地を任された秀吉など新たな家臣の地位が上がり、佐久間、林等それまで重臣であった者たちと拮抗していく中、権六は際立った活躍はなく、報奨も遅れがちながらも存在感を増していく。  今巻は必ずしも権六が主役ともいい兼ねるが、好漢としてきた権六を今後どう描いていくのか、秀吉の陣払いも含めて、次巻に期待したい。2019/06/10

つかとし

4
3冊目から読んでしまいましたが、この辺りの歴史はお馴染みですから、十分に楽しめました。柴田勝家は保守的で猪突猛進に描かれることが多いですが、そんな人が信長の家臣筆頭が勤まったとは思えなかったので、この展開は面白いです。また、佐久間信盛の取り上げ方や母衣衆のその後も同様です。前後策も読みます!2019/05/01

熱東風(あちこち)

2
浅井朝倉との対決、足利義昭との確執、そして本願寺との対立。/長篠の戦もあっという間に終わり、全般的にその淡々とした記述は大きな盛り上がりには欠ける。が、かえって読みやすい面は否定しない。/甕割り柴田のエピソードがあるかなと期待していたがフィクションなんですね。/さて、上杉との戦いを前に織田軍の仲間割れ。如何なる展開が待ち受けるか。/大きな間違いを発見。146頁1行目。『駿河浜松城』とあるが、浜松は駿河ではなく遠江です。こんな間違いしたら、静岡市をライバル視している浜松市民から大きな反感を食らいますよ?2022/06/21

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