双葉文庫 小説 ミスミソウ

著者名：黒史郎【著】/押切蓮介【著】

双葉社（2019/05発売）

• ISBN：9784575520941

内容説明

わたしの家族は焼き殺された――。雪深い田舎町の中学に転校してきた少女・春花を待ち受けていた、あまりに切なく残酷な出来事。そして、巻き起こる凄惨な復讐劇……。押切蓮介の伝説のコミックス『ミスミソウ[完全版]』を、オリジナルエピソードを交えてノベライズ。カバーイラストは押切蓮介の特別描き下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Bugsy Malone]

押切蓮介さんの原作漫画は知らなかったが、黒史郎さんのノベライズなので読んでみました。エスカレートする中学校での虐め、その仕組みに捕われ、仕掛けた者も仕掛けられた者もそれぞれの境遇と想いに追い詰められ、どうしようも無く壊れて行く。壊れた心は自らの破滅を求めるかの様に、更なる狂気と暴力を持って突き進む。グロさ極まるバトルロワイヤル復讐劇、だが単純にそれだけでは済まされない闇を持つ1作。一気読みでした。

2018/06/20

[Yu。]

‥自然以外になにもない、そこは閉鎖的で過疎化の進む田舎町‥ 力を持て余し 積もりに積もった少年少女のフラストレーションは心に歪みを生じさせ、そのやり場のない苛立ちの矛先は。。。うんうん そうだね、行為の代償は痛くてキツいド派手なお仕置きが丁度いい(๑¯ω¯๑) ‥そうそう 本作はスクールカーストものにもうひと捻り加えられた隠し玉が最大の魅力。

2018/10/23

[らむり]

ふむ。グロ描写自体はいいのですが、それがあまりにも安売り過ぎて、ラノベ感が拭えないのです。中高生向けホラーという感じです。

2018/06/09

[アズマ]

マンガより小説のが好きです。小説になったことでグロさ以外がより際立ってました。ラストがすごく切ないです。

2018/08/15

[さくりや]

呼吸を忘れるレベルで一気読み。漫画の試し読みで途中まで内容を知っていたが、黒史郎のシンプルな文章がとても良い。黒さん地味に応援している。そして、愛ですね相場くん！

2018/03/24