内容説明
第6版では、安保関連法、特定秘密保護法、共謀罪、に言及。憲法の伝道者といわれる著者が、人権尊重、立憲主義、平和主義などの基本原理と理念を具体的事例を織り込みながら、日本国憲法の神髄をわかりやすく解説。今日の憲法状況を踏まえ、定番の入門書を5年ぶりに改訂。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
12
憲法を理解する上で、わかりやすく力点がはっきりしていて、しかも過不足なく全体像が理解できると、最良の入門書と言って差し支えないレベルの良書。近代国家の原理は、個人の自由の保護にある。国家が個人の自由を侵害しないために、その国家に対する根本命令として、権力に制限を課した憲法というものがある、という立憲主義の基本をしっかり抑えた上で、最近の動向も踏まえコラムなどで解説しているのですんなりわかるし、細かすぎずこのページ数にしっかりまとめているのも実にいい。また、法学入門と並び、同じシリーズの他の本の基礎でもある2018/05/03
tieckP(ティークP)
6
伊藤真には生まれ持った優れた整理能力と、塾講師として培った情熱で納得させる能力があるのだが、この本は後者ばかりが強く出ている。本書はシリーズもので、このシリーズは基本的には頁数以上の情報を上手く論理立てて伝えてくれる知性が売りだが、本書はその能力が活かせておらず、「読みやすい」と言ってもそれは内容が著者の能力・知識に比して浅いからで、褒められない。伊藤氏は憲法の本を何冊も出していて、それらで既にポップで情熱的な内容を書いているのだから、こちらの法律の手引きのシリーズとしてはもっと深い内容を伝えて欲しい。2020/01/19
朝ですよね
2
憲法の核心は個人の尊重にあるということで、基本的人権の尊重部分の解説が充実していた。社会の自由と多様性が増すと精神と経済は不可分になるだろうから、二重の基準運用はより細かな調整になってくるように思う。2022/05/26
オランジーナ@
2
いい入門書2021/09/06
のら
2
憲法は個人を尊重し個人の尊厳を守ることを根本価値とする。国会や司法等の統治機構はそれを守るための手段である、という憲法理解は分かりやすい。その姿勢が本書全体を貫いている。ただ、著者の左派イデオロギーが割と強めに出ており、憲法入門書としてはややバランスを欠く印象。2021/07/11
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