内容説明
比較思想から見る東西思想の軌跡と思惟様式。心と自然、有と無、肯定の論理と否定の論理などのテーマで東西思想の根幹をなす本質とその思惟様式を解析。人類の知的財産の比較思想的観点からの体系的な総決算。
目次
第1章 西洋思想と東洋思想
第2章 驚異の感情と悲哀の意識
第3章 自然の形而上学と心の形而上学
第4章 分別的思惟と平等的思惟
第5章 有の思想と無の思想
第6章 肯定の論理と否定の論理
第7章 外なる自然と内なる自然
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テトロ
5
西田哲学研究の第一人者の本。東西の哲学について体系的にまとめた本で哲学初心者でも読みやすかった。ギリシャ時代、近現代の哲学者を取り上げながら、東西の哲学を比較しており、とても勉強になった。2019/08/22
Hiroki Nishizumi
2
西洋・東洋というより全般的な哲学思想史。読みやすいと感じた。2019/07/04
逃げるが勝ち!!
1
戦後の日本はかなり西洋に近くなってきてるとは思う。ただ、宗教観が全く違うから同じにはならないね。全世界的に見ればこの違いはむしろいいのとだと思う。お互い、補完しあっているわけだし。2014/06/01