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内容説明
環境問題は地域の問題──私たちの身近な地域から,環境と経済のことを考える,新しいスタイルの環境経済学入門。ぽっぽー先生,大学生のゲンバくん・チイキさんがときに座学で,ときに現場に赴いて学んでいきます。イラスト等,工夫満載の楽しいテキスト。
目次
序 章 地域から考えるために──現場からの見取り図
第1章 環境と経済をつかむ──「価格のつかない価値物」のとらえ方
第2章 公害という原点──被害から始まる環境問題
第3章 廃棄物はどこへ向かうのか──大量廃棄社会から循環型社会へ
第4章 農が育む環境──農村を持続可能にすること
第5章 みんなの資源を守れるのか──あなたの身近なコモンズ
第6章 エネルギー自治を求めて──地域でつくる再生可能エネルギー
第7章 まちづくりとアメニティ──景観を守ること・創ること
第8章 グローバルとローカルをつなぐ──地域からの持続可能な発展
第9章 インフラを造り替える──未来への投資
第10章 ガバメントからガバナンスへ──みんなでアクション
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nさん
4
2019年刊行。環境を経済学で深掘りする前の広い視野を提供してくれる。よくある環境経済学の教科書はミクロ経済学をベースに「理論」に固執し、実態が見えにくくなりがちだが、本書は幅広い事例を紹介し「実例」から思考を深めようという方向性が見える。その意味では「環境経済学」というより「環境学」という印象だ。環境問題は様々な主体が対策を実施するが、得意不得意がある。また、対策によって意図せざる問題を生じさせることもある。「強い持続可能性」への取り組みと、ガバメントからガバナンスへ「協働」がより重要となるだろう。2019/08/04
伊野
3
公害や廃棄物、農業、コモンズ、インフラなど様々な地域環境の現場において発生した問題に対するアクションの事例紹介を通して環境経済学を解説するという構成。マクロよりミクロ、経済より環境寄りか。環境問題は往々にして政府や市場、そして共同体の失敗から発生している。そういったメカニズム上起こりうる失敗に対応していくために、これからの政策のスタンスとして、バックキャスティングは非常に重要。将来の人たちに資源を残さず負担だけ強いるのはフェアではない。2022/12/08
エボシペンギン
2
図書館のSDGs棚にあったのでとってきた。トピックごとに、テーマ設定、地域の事例を紹介し、課題を示すという構成でほんとに入門書。これ自体では知識としてはほんとうに最低限のところで、トピックもあくまで最低限の用語法を覚えるための補助って感じ。学生さんならここから広げていけるんだろうが、悲しいかな、即効の知識が欲しいおじさんはちょっと物足りなく感じてしまった。 そうは言ってもストゥディアいいですね、読んでいこうかしら。2021/01/17
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