内容説明
このエッセイは、（中略）私の贅沢な時間の報告として続いてきた。贅沢というと、おいしくていいものばかりと思われそうだが、およそ世間に存在するすべてのものはおもしろい。浅ましさ、狡さ、でたらめ、それらのものすべてが、人間の属性だから、やはり楽しいのである。―まえがきより―
世の出来事をどのような視点で見て、考えたら良いのか、見事なまでに示され、読み進めるうちに、背筋がすっと伸びていくようである。
読書の醍醐味がぎっしり詰まった明晰エッセイ集！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
6
2001年。虞犯精神病者・宅間守の無差別児童殺傷事件(６月)、のあと「忌まわしい記憶を消し去るため」まだ新しい校舎を建て替えるのが検討中という。「アジアには校舎の無い、あってもトイレットも無い学校も多いのに」定番の言い種だが、三度逮捕され精神病により咎めなしに解放を忘れてはいけないだろう。今回も、と思っていた節もある／小泉首相靖国参拝(８月)何の資格で他国の宗教を批評するのか？／複数航空機乗っ取り建造物標的テロ(９月)日本での追悼式に「被害者」とはなんだ(犠牲者だろう)、映画等ではないのに「立ち見席」とは2014/07/10
ちょん
5
エッセイ。この人の書く本は、口調が強い。言い切り型。共感できる箇所もあるが、まったく共感できない箇所もあり。2012/06/12
みるみる
0
曽野綾子はもともと嫌いだったけど、やっぱり嫌いだった。題名と内容が違いすぎる。
15jam
0
考え方が偏りすぎてて共感できない。2008/12/12
