日本経済新聞出版<br> 「保険でお金を増やす」はリスクがいっぱい

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日本経済新聞出版
「保険でお金を増やす」はリスクがいっぱい

  • 著者名:岩城みずほ【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 日経BP(2019/05発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532358105

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内容説明

異様に高い手数料、大きなリスク――あなたは理解していますか?
「外貨建て保険」の真実

長引く低金利や投資信託の手数料低下などを背景に、保険会社と保険代理店は、手数料率の高い外貨建て保険や変額年金保険といった「貯蓄性保険」の販売に注力しています。最近は、資産を多く持つ高齢者だけではなく、資産形成世代(30~50代)の購入も増えています。しかし、貯蓄性保険は販売手数料率が10%に及ぶものもあるなど非常に高コストで、為替変動や金利変動、途中解約などによって大きな損失を被る可能性も高い商品です。

貯蓄性保険の仕組みは複雑で、高いリスクをきちんと理解して購入している消費者は少なく、また、販売する側も商品の特徴を十分に理解しないまま販売しているケースも多くあります。
本書は、誤解を招く説明資料やセールストークが横行する販売現場の問題点を明らかにし、貯蓄性保険で本当に儲けられるのか、商品性を徹底検証。高コスト、高リスクで資産を増やすことが困難なケースが多いこと明らかにします。そして、お金を増やすためには、貯蓄性保険より適した方法があることを紹介します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yutaro13

20
近年売れている「貯蓄性保険」を徹底的に分析した本。外貨建て保険におけるMVA(市場価格調整率)などマニアックな話も多かった。アクチュアリーはさぞ頭の良い人が担っているのだろう。結論としては、保障ではなく貯蓄を求めるなら保険ではなく自分で資産運用すべき、という当然のもの。将来のためにお金を増やしたい、でも投資は怖い、保険なら低リスクで増やしてくれそう、という消費者の無知な願望につけ込んで複雑な金融商品を売り込む保険会社もいかがなものかと思うが、無知なことに無自覚な消費者側にも一定の責任はあるように思う。2019/07/26

Bear

1
本の題名、わかってはいたけどその理由を数字を交えてわかりやすく書かれていました。為替リスクの影響を軽視していたため、参考にしたいです。以下外貨建て保険メモ/自由度低い/コストが大きい/時間価値下げる/為替リスクがある/資産形成が目的ならば、コストかけないものにお金を置いておくのが合理的2024/03/11

キリン

0
FPから外貨建て保険を提案され、投信でも良いのでは?と思った為この本を読んだ。商品説明のページ等難しい部分は飛ばし読みしたが、保険の性質を含む商品のためその分のコストがかかっているという事、元本割れしないように見えるが為替リスクがある為、円に戻したときに本当に割れないという保証があるわけではない事等が書かれていて、かつそれらコストを賄う分の運用成績を出さないともとを取れないということを考えると、シンプルに投信の方が資産を増やすのには適しているということが理解できた。2020/03/02

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