- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
『三国志』といえば、吉川英治氏の小説や横山光輝氏の漫画などによって、日本人にあまねく普及している。しかし、そこに登場する英雄像は、いずれも小説『三国志演義』をもとにしており、歴史書としての『三国志』にかなりの創作が加えられている。では、歴史学者が史書『三国志』をもとに、当時の時代状況を踏まえながら人物伝を書いた場合どうなるか。本書は、曹操と並んで三国志最大の英雄と称えられる諸葛孔明を、歴史上の人物として評価し直し、その真実の生涯に迫った力作評伝である。劉備から「三顧の礼」を受けて「天下三分の計」を説き、その戦略構想に沿って蜀漢建国を成し遂げる孔明。しかし劉備に先立たれ、幼主劉禅を補佐して一国の命運を担うようになると、悲劇の最期に向けて運命が急展開していく。小説とはまた違う味わいで、稀代の名補佐役の真摯で高潔な人生が浮き彫りになっている。昭和41年から読み継がれた孔明伝の決定版として文庫化されたものを電子化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
3
正史ベースで解説された孔明本。単行本?で出たのが昭和41年とメチャクチャ古いので、知らないことは少なかった。あえて言うなら、孔明というより巴蜀の地理、歴史のところぐらいか。2015/01/19
たくやたいいいん
0
中国史知識ゼロの状態で読みました。幕末史知識ゼロで竜馬がゆくを読んだ時ぐらい難解でしたが、なんとなくニュアンスは掴めました。これから私の三国志知識を取り入れようと思います。2010/02/20
しょう
0
以前、吉川英治さんの三国志を読んでたので、そのお浚いって感じでした。おおまかな流れは記憶と照らす事はできたけど、地名や人名はぜんぜん読めないし、覚えられませんね(^_^;)2021/05/16