内容説明
競馬のすべてを取材してきた著者が、
さまざまなシーンの舞台裏……
騎手、調教師、馬主らホースマンたちの感動エピソードを綴った一冊。
珠玉の「32話」収録!
装画はつの丸氏が担当。
武豊騎手、推薦!
【収録エピソード】
第1部 騎手の涙
・武邦彦の言葉と、豊の涙
・オリビエ・ペリエの笑顔が消えた理由
・田辺裕信のスタイルをつくった2人の人物
・異国で頑張る日本人女性騎手が18年目に知った真実
・上野翔の競馬への想いと大きな決断
・大不振を乗り越えた騎手、柴田大知の師匠との複雑な関係
ほか13話
第2部 ホースマンの胸懐
・伊藤正徳と後藤浩輝、師弟の絆
・JRA賞授賞式の舞台裏で藤沢和雄が武豊に伝えた言葉とは
・“不良調教助手”の心を入れ替えさせた従兄弟の存在
・ブラストワンピースを担当する男の願いと、家族の物語
・生まれてこなかったはずの馬が、ビッグレースを制するまでの感動秘話
・オジュウチョウサンをとりまく男たちの想い
ほか7話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
35
読んで良かったです。田辺騎手の、今は亡き竹本騎手と井西騎手とのエピソードにはじわっと来ました。後藤騎手の事も顛末を知っているだけに辛かったです。兄妹愛があったり師弟愛があったり、同期との友情だったり、競馬にかける思いだったり、騎手だけじゃない、いろんなエピソードを知ることが出来ました。2024/01/04
にく18
11
競馬で泣ける話というと、悲劇の名馬かなと思いますが、本書は騎手や調教師などのホースマンたちの話。日頃表に出ない調教助手や厩務員さんたちのお話が語られてるのは良いですね。この本が泣けるかどうかは、空に放り投げた(ダメよ?)ハズレ馬券が多いほど、の様な気がします。2021/11/27
sho watabe
8
出張先の書店で購入。 私くらいのにわか競馬ファンにはちょうど良い。 改めてメディアに登場している人だけが世の中を動かしているわけではなく、裏方がいてこの世は成り立っているということを感じる。 そして、私たちの目にしないところで多くの感動的なドラマがあるということに気づかされる。 競馬はあくまでもビジネスなので、馬に対してドライに接しなければならないこともある。 そんな状況で生まれる絆や信頼はペットとのそれとは少し違う。 こういう本を読むと、もっといろいろな世界の影の活躍者に光を当ててあげたいと思う。2020/02/07
2Tone
5
久しぶりに競馬関連の本を読みました。短編集と言うか、競馬に関わる人達のエピソード。競馬と言っても、騎手、調教師以外にもいろいろな人が関わっているのだけど、それよりも、特殊な職業でもあるので、それぞれのドラマを感じました。馬一頭に対する思いが、それぞれあって、競馬に対する興味も増します。2020/07/16
車寅次郎
5
競馬が好きになったのはもう10年以上前。ウォッカが日本ダービーを勝った年だと記憶している。それがどれ程の大偉業だったことか。競馬は、馬、人、血で育まれているので、ドラマはたくさんある。喜びの大偉業もあれば、悲しい死もある。特にこの本の中で、涙が出てしまったのは後藤騎手の話だ。寒空の中、前夜から並んでる競馬ファンたちにカイロを差し入れをしたという話もある。僕がTwitterを始めた頃、メッセージを送ったら返信をしてくれたことがとても嬉しかった。悲しみを隠した笑顔を知って、僕は競馬を愛することになったのだ。2020/04/17
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