内容説明
満月の夜だけ開店する「にじや質店」。そこはある条件を満たせば、お金を貸してくれる代わりに「願いを一つだけ叶えてくれる」質屋だという。そんな不思議なお店で働くことになった女の子・いろはと、どうしても叶えたい願いを抱えるお客たちが織りなす、優しく温かい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
50
優しい時間が流れていました。満月の夜だけ開店する「にじや質店」。願いを1つだけ叶えてくれる質屋。それだからか、あたたかさを感じました。2021/06/01
佐島楓
47
ちょっといい話を読みたい読者にはいいと思う。あくまでもファンタジーなのだから。細かいところを突っ込みたがる私のような意地悪い読者には向いていなかった。2019/04/07
シャコタンブルー
24
満月の夜だけ開店し客の願いをひとつだけ叶えてくれる「にじや質店」、そこを訪れた間宮いろはは店の青年に「いい満月ですね」と言われ、思わず動揺する・・。ほのぼのとした恋の予感、素敵な物語の予感を思わせワクワクする出だしだった。亡くなった母から渡された小さな鍵の秘密、100万円を貸したまま行方不明になった男の消息等いろいろな願いを叶えていく優しい物語になっているが・・それぞれ願いを叶える過程のエピソードはそれなりに面白いのだが、全体的な核になる謎が弱いため、感動もなく竜頭蛇尾になってしまったような気がする。2019/06/22
coco夏ko10角
21
満月の夜にだけ開店するにじや質店、条件を満たせば願いを叶えてもらえるらしいが…。縫介のお兄さんのこともうちょっとページ割いてじっくり知りたかったな。2021/05/24
はるき
21
文章に柔らかさと温かさが感じられます。続刊あったら良いな。2019/07/17